令和6年2月8日、市議会2月定例会で須藤秀忠市長から令和6年度施政方針が示されました。(一部抜粋)
■はじめに
令和6年度は、第5次富士宮市総合計画後期基本計画の3年目となることから、令和7年度のゴールに向かって、これまでの課題を整理し、将来都市像の実現に向け、さらに取り組みを加速させなければならない年と考えております。
同時に、将来予測が困難な厳しい時代の中で、これからの明るい未来を見据え、新たなビジョンや施策を検討する次期総合計画の策定を進めていく年でもあります。
長引く物価高騰や国内外における不安定な社会情勢などが続き、この1年も難しい舵取りとなりますが、安全·安心に、そして心豊かに暮らせるまちを市民の皆さまに実感していただけるよう市政運営に最善を尽くします。
■市政運営の基本的姿勢
社会情勢や国の動向を注視し、情報収集に努め、少子化対策やこども施策、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの強化、自治体DXの推進、防災·減災対策などの重要な施策に今後も積極的に取り組んでまいります。
それでは、総力を挙げて取り組む「3つの重点取組」を紹介します。
◇[取組1]「恵み豊かな未来づくり」 世界遺産のまちづくり
令和5年度に行った浅間大社第2駐車場の神田川沿いの遊歩道整備を、さらに北側の御手洗橋まで延伸させます。
また、プラスチックの分別収集を開始し、これを再商品化することで、温室効果ガス排出量の削減を図ります。
◇[取組2]「いきいき元気な未来づくり」 安全・安心なまちづくり
市民が安心して生活できるよう、分野別の相談支援体制では、解決困難な制度の狭間にいる人へも適切な支援を行う重層的支援体制を整備します。
また、短期保全計画に基づき、小·中学校の改築工事や市民文化会館のリニューアル工事に着手し、公共施設やインフラの強靭化を図るなど、多様な災害に備えます。
◇[取組3]「誰もが輝く未来づくり」 人口減少を克服するまちづくり
こども医療費の完全無償化や小・中学校、保育所などにおける給食材料費の物価高騰分を市が補てんするなど、保護者の経済的負担を軽減します。
また、新たな都市公園となる(仮称)山本高原公園の6月までの完成を目指すほか、城山公園の防球ネットやダッグアウトの更新、外神東公園の木製遊具の「外神城」の解体と大型遊具への更新、白尾山公園の頂上周辺の眺望環境整備に着手します。
■おわりに
『人がまちを創る』
この先の人口減少が進む社会において、地方行政が目指すべきものは、「末永くそこに集い、住み続けたい」、そう思える「人が主役」のまちづくりだと考えております。
これからの富士宮市を、心豊かに安心して暮らせるまちにしていくためには、何よりも「思いやり」と「助け合い」の心を持った多くの人が集うまちにしていくことが重要です。
孔子の教えに、「近きもの悦び遠きもの来る」という言葉があります。この孔子の教えを座右の銘として、富士宮市のまちづくりに市民の皆さまや職員と一緒に力を合わせていくことが大事だと考えております。
これからも富士山のあるまちの市長として、自ら先頭に立ち、市民の皆さまとともに、力強く市政運営に邁進してまいります。
施政方針の全文は、市公式ウェブサイトで見ることができます。
【HP】トップページ→富士宮市について→市政の運営→施政方針→令和6年度 施政方針
問合せ:企画戦略課
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