富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。
■[大宮東地区]平等寺の三門と東泉院(とうせいいん)
東町にある平等寺は、阿弥陀如来が祀られる浄土宗の寺院で、永禄4(1561)年に創建されました。
江戸時代には、3代将軍家光が平等寺に土地の所有を認める朱印状を発行するなど、力のある寺院であったと考えられます。さらに、明治時代には、本堂で「嶽麓洞(現在の大宮小学校)」が開校され、地域にとっても重要な場所となりました。
明治時代に東泉院※3の中門が移築され、入口で三門※1として使われています。
この門には、主に欅が使われているほか、至るところに霊獣※2や植物などの彫刻が装飾されるなど江戸時代末期の技法が施されています。
昭和60(1985)年に富士宮市指定文化財(建造物)に指定されました。
※1 寺院の正門(山門)を表す言葉で、悟りに通じる三つの道を門に例えたもの
※2 麒麟や龍など神話や伝説に登場する架空の動物で、めでたいことが起こるしるしと考えられている
※3 富知六所浅間神社など5つの神社を管理する大寺院で、戦国時代から明治時代初頭まで今泉村にあった。明治元(1868)年の神仏分離令※4により、仏教的な施設が境内から取り除かれた際、平等寺の檀信徒が中門を譲り受け、平等寺の入口に再建された。
※4 神道と仏教、神と仏、神社と寺院の区別を明確にしようと明治政府が発布した法令
■歩く博物館H東(大宮東地区)コース探索会
日時:3月22日(土)9:00~12:00
詳しくは、本紙16ページをご覧ください。
■歩く博物館 H東コース《大宮東地区》旧大宮町東地区をめぐるコース
市役所6階文化課、郷土資料館(文化会館内) 、出張所または市公式ウェブサイトなどにあります。
【HP】トップページ→市民の皆さんへ→教育・文化・スポーツ→郷土資料館→歩く博物館
■歩く博物館ガイドブック
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
申込み:市役所6階文化課、埋蔵文化財センターの窓口で
その他:郵送で購入したい場合は、電話またはメールでお問い合わせください。
問合せ:文化課
【電話】22-1187
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