皆さんの納めた税金が、この1年間でどのように使われたのかを確かめてみましょう。
【一般会計決算】
◆歳入
年度内に入ったお金
○歳入の約5割は市税
歳入の約50パーセントは、市民・企業の皆さんに納めていただいた市税です。令和4年度の市税の決算額は約477億円で、前年度と比較して約3億円の増収となりました。
これは、経済社会活動の正常化による景気回復に伴う個人・法人市民税の増が主な要因として挙げられます。
▽市税の内訳
◆歳出
年度内に使ったお金
○歳出は民生費が最多
歳出は、目的別に見ると、福祉関係の費用である民生費が約40パーセントを占め、最も多くなっています。
これは、国からの補助を受け、物価高騰に対する緊急支援金の給付を行ったことなどによります。
次いで、教育費が11.9パーセントとなっていて、小学校ICT教育の推進、小・中学校校舎の長寿命化等を実施しました。
▽歳出を年間の市民1人当たりの金額に換算してみると…(前年度比)
総務費…4万3,198円(-1,787円)
教育費…4万5,545円(+1,907円)
民生費…15万330円(-3,014円)
※令和5年4月1日時点の人口(24万8,368人)を基に計算しています。
◆富士市の財政状況
○経常収支比率
市税など毎年度収入される財源のうち、義務的な経費など、毎年度支出される経費に充てた割合
公債費等の経常経費が減少したものの、地方交付税等の経常一般財源が大幅に減少したため、比率が悪化しました。
悪化 88.2%→89.4%
○将来負担比率
自治体が将来支払う可能性がある負債の財政規模に対する比率
総合体育館建設事業などに係る債務負担行為(将来の支払いを約束した額)の減少により改善しました。また、早期健全化基準である350パーセントを大きく下回っており、健全な財政状況となっています。
改善 74.0%→69.5%
○一般会計の市債残高
自治体の借金の残高
新規の借入額が償還額を下回ったため、市債残高が減少しました。
改善 772億円→761億円
【特別会計決算】
○特別会計とは
特定の事業を行うため、一般会計と区分けして設けた会計です。事業収益や一般会計からの繰入金などが主な財源で、行政と一体となり、経営・運営を行っています。
富士市には13の特別会計(令和4年度)がありますが、表中では駐車場事業特別会計、森林財産特別会計、財産区特別会計(5会計)を省略しています。
【企業会計決算】
○企業会計とは
法令に基づき、独立採算を原則に企業的経営で運営される会計です。
▽水道事業事業
収益合計…39億1,755万円
事業費用合計…33億8,554万円
純利益…5億3,201万円
▽公共下水道事業
事業収益合計…61億2,753万円
事業費用合計…50億3,417万円
純利益…10億9,336万円
▽病院事業
事業収益合計…182億4,712万円
事業費用合計…153億43万円
純利益…29億4,669万円
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問合せ:財政課
【電話】0545-55-2725【FAX】0545-51-1479
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