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静岡県富士市

■地元の“古(いにしえ)”の物語で市をPR
フルサトーリー

▽フルサトーリーとは
“フルサトーリー”は、鉄鋼を取り扱う商社である五十鈴(いすず)中央(株)富士サービスセンターと、静岡県立大学や常葉大学の学生たちが手を組み、市内に多くのゆかりの地が存在する日本三大仇討(あだう)ちの一つ「曽我兄弟の仇討ち」を、市内外へ広め富士市を盛り上げようというプロジェクトです。
ふるさと×地域伝承(ストーリー)で「フルサトーリー」と題し、地元にある“古(いにしえ)”の物語を広め、富士市の聖地化を目指し、令和5年5月から活動をしています。

▽4コマ漫画を制作
活動の第一弾として、このプロジェクトチームは、4コマ漫画を制作。このプロジェクトの運営責任者である五十鈴中央(株)富士サービスセンターの高谷(たかや)直樹さんは「月に2回開催している打合せで、プロジェクトメンバーの一人から『曽我兄弟の話を多くの人に興味を持ってもらえるように、現代風にアップデートさせてはどうか』という提案がありました。さらに、学生たちのアイデアにより、曽我兄弟と宿敵である工藤祐経(すけつね)を現代に転生させるというファンタジー要素を盛り込んだところ、とても親しみやすくなりました」と学生と協働する魅力を語ってくれました。
また、同社の安藤正純(まさずみ)さんは「この仇討ちの物語は、江戸時代から歌舞伎などにアップデートされることによって脚光を浴びてきた歴史があります。このフルサトーリーも現代のより多くの人に浸透するようにアップデートして、注目を集めていきたいです。また、富士市のPRをすることによって、若者流出や人口減少に歯止めをかけたいです」と、このプロジェクトの狙いを話してくれました。
10月にこの4コマ漫画のキャラクターを使ったLINEスタンプを販売するなど、少しずつPRを続けています。

▽今後の展開
今後の展開について高谷さんは「地元の人たちからも様々な伝承などを聞き、それをストーリー化して、富士市全体で盛り上げていきたいと思っています」と抱負を語ってくれました。
静岡県立大学3年の渡邉あみさんは「工藤祐経は現代に転生したら女性になっているので、曽我兄弟と三角関係による、“デート合戦”を展開し、シラスや工場夜景などの富士市の魅力を紹介していきたいと思っています。このプロジェクトに賛同し、活動を一緒にしてみたいという市内の学生の方は、気軽に声をかけてください。和気あいあいとした雰囲気で楽しく活動しているので、一緒に地元を盛り上げませんか」と笑顔で話してくれました。

問合せ:五十鈴中央(株)富士サービスセンター
【電話】0545-35-3601

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