“うちっち”は富士市の方言で、“私たち”という意味。
夢を語りたい!頑張っていることを紹介したい!という中学生を募集しています。
◆地域でつくりあげる音
望月 怜(れい)さん(富士中学校3年)
友達や家族、地域の人の影響で、小学1年生のときから鉦(かね)や太鼓を演奏し、甲子秋まつり(今年は10月19・20日に開催)に参加しています。
私は物心がつく前から、富士本町甲子囃子(きのえねばやし)保存会のおはやしの音を聞いて育ちました。両親はもちろん、地域の人たちがおはやしを楽しそうに演奏する姿を見て、幼少期から自分もやってみたいと思っていました。家族3人、同じ屋台の上で演奏できたときは、とてもうれしかったですね。
私は金胴(きんどう)と呼ばれる締太鼓が得意です。最近はおはやしの要である大胴(おおどう)(大太鼓)を叩けるようになりました。責任ある役割を全うできるよう、日々練習しています。
屋台の上で感じる新鮮味や高揚感、まちの人が一丸となる感覚は、祭りの醍醐味です。伝統ある力強いおはやしの音色をつくりあげていくという地域の思いを受け継ぎ、これからもこの音を多くの人に届けていきたいです。
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