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特集 あなたは〝ふじ〟のこと、どのくらい話せますか?(5)

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静岡県富士市

■Find out and Talk about Fuji. “ふじ”には、どんなわくわくがあるか?
東海大学 文化社会学部
広報メディア学科 客員教授
河井 孝仁(たかよし)さん
静岡県出身。行政広報論などを専門とし、平成26年から、富士市シティプロモーションアドバイザーとして、市のシティプロモーション業務に関わる。

○まずは、知る。
皆さんは、自分たちが住んでいるまちに対して、どれだけ興味・関心を持っているでしょうか。
自分の住んでいるまちがよいまちだと人に勧めることができる人ほど、「地元の産品を買う」「地元で働く」「地元で困っている人を助けたい」と思うデータがあります。このことから、自分の住んでいるまちに関心を持ち、よいまちであると感じることは、まちの活性化によい影響を及ぼしていると言えます。
「富士市のことを知りたい」という意欲が高まると、「富士市のために何かしたい」という意欲も高まります。まずは知ること、自分が住む地域に興味・関心を持つことがまちにとって重要なのです。このまちでは、自分がどのようなライフスタイルを送ることができるのかを考え、それを人に話し、共有できる状態が理想ですね。

○知って、語る。
逆に、自分の住むまちに無関心な人が増えると、まち全体にどのような影響を与えると思いますか。
現代社会において、職場・家庭・地域で、「居場所がない」と感じる人が年々増加しています。さらには、働く場所があっても働く意欲が少なかったり、地域のことを自分事として捉える機会が少なかったりすることで、「生きる意味を感じることができない」という負の状況に市民が陥る可能性が出てきます。この状況が強まると、地域経済の衰退や「誰かを助けたいという気持ちが湧いてこない」という人が増加する恐れもあります。
そうならないためにも、自分の住むまちを知り、〝富士市らしい暮らし〟を改めて認識し、このまちを語れるようになることが必要です。
そしてそれは、「こんなまちだったら私は生き生きと、わくわくしながら暮らすことができる」という発見につながります。当たり前だと思っていたことが当たり前ではないと認識できたとき、このまちをもっと大事にしたいという気持ちが湧くかもしれません。
私自身、富士市はめちゃくちゃ面白いまちだと思っています。皆さんもわくわくした気持ちでこのまちを見つめ直し、富士市の面白いところをたくさん見つけてみてください。

■Fuji is…!
まちを知ることは、まちについて話せるようになるということ——。
手を止めて周りを見渡せば、今まで気づけなかったものに気づくことができるかもしれない。
自分たちのまちについて誰かに話すと、自分の喜びにつながるかもしれない。
〝ふじ〟のことを話すために、よいところ・直してほしいところを、まずは、知ることから始めてみませんか?
そんな小さな積み重ねが、きっと大きな望みを叶える第一歩となるはずです。

■こんな望みも叶う…かも?
Wishes may come true…
・道の危ないところがなくなるといいな
・花火大会とかのイベントが増えるといいな
・すてきなお店がたくさんできてほしいな
・映画館ができてほしいな

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