◆62年の歴史に幕を閉じる
昭和37年に開校した吉原東中学校。開校当初は、吉原第三中学校の校舎で授業が行われていました。これまでの62年間、「建学の精神」として大切にしてきた「穆如清風」のもと、多くの卒業生を輩出してきました。令和6年3月末に吉原東中学校は閉校し、吉原第三中学校へ編入・統合されました。
この特集では、閉校した吉原東中学校最後の卒業式、閉校式・閉校セレモニーの様子を紹介します。
◆つながることを大切に
吉原東中には、いつでもどこでも暖かな風が流れ、明るく楽しげな笑顔があふれていました。
生徒たちは、どんなときでも変化や違いを受け入れ、つながることを大切に、いつも一生懸命でした。それは見事に建学の精神「穆如清風」の心を現し、62年の輝かしい歴史と伝統を締めくくりました。
吉原東中の生徒の皆さん、本当にたくさんの感動をありがとうございました。皆さんの輝く未来に向けて、自信を持ってやさしくたくましく羽ばたいてください。
令和5年度 吉原東中学校
神尾 充浩(みつひろ)校長
穆如清風「穆として清風の如(ごと)し」
「穆清」は、そよそよ吹く春風のように人の心をやわらげ慰める豊かな人間性を示している。
3月19日
令和5年度第61回卒業式
(1)卒業生による合唱
(2)卒業生代表による答辞
(3)体育館には、思い出の行事などの写真が飾られた
3月23日
閉校式・閉校セレモニー
(1)体育館に最後の校歌が響き渡った
(2)神尾校長が市長に校旗を返納
(3)生徒と富士宮東高校の生徒による共作で黒板アートが各教室に描かれた
◆寂しさを楽しい思い出に
「生徒の背中を押すエールを送りたい!学校やお世話になった人へ感謝を伝えたい!生徒・保護者・先生・地域の人にとって東中での懐かしい思い出を呼び起こしたい!東中との新たな思い出をつくりたい!」という思いで閉校セレモニーを企画しました。
閉校当日、吉原東中最後の登校日は、寂しさをこれらの思いに変え、全て叶えることができた忘れられない一日となりました。
吉原東中学校閉校セレモニー実行委員長
令和5年度 吉原東中学校PTA会長
伊東 巧(たくみ)
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