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静岡県富士市

■キックボクシングで日本一
畔栁 琉基(あぜやなぎ るき)さん

◇2本のベルトを獲得
5歳の頃、両親にトレーニングジムへ連れて行ってもらったことをきっかけに、キックボクシングを習い始めた畔栁琉基さん。小学4年生のときに初めて試合のリングに立ち、その後、東京・千葉・愛知など各地で行われた大会に出場。この約5年間の戦歴は、39戦26勝11敗2分と多くの結果を残しています。
現在中学3年生の畔栁さんは、「小学6年生のときに『K-1アマチュア全日本トーナメント』で優勝し、今年の4月に愛知県名古屋市で行われた『TEIKOKU-1全日本大会』では、45kg級初代王者となり、日本チャンピオンの証となるベルトを2本巻くことができました。試合中は“やるしかない”という気持ちで挑んでいます。試合が近づくにつれて緊張はするけれど、日頃のトレーニングの成果を出せるように意識しています」と話します。
日頃のトレーニングについては、「MtF MUGEN GYM(エムティーエフムゲンジム)(本町)と、KGFC GYM(ケージーエフシージム)(沼津市)に通い、週6日練習しています。物のない場所にパンチやキックを打つシャドーや、実際の試合を想定したスパーリングなどを行い、家では、ジムの会長が組んでくれたトレーニングメニューに励み、体力づくりをしています。試合前に行う追い込み練習は、息が上がって苦しくなりますが“絶対にベルトを取るぞ!”という気持ちで乗り越えています」と、話してくれました。

◇人一倍練習している「努力の人」
華やかに見えるエピソードの裏側には、本人の口からは語られなかった多くの挫折と努力がありました。
MtF MUGEN GYMの会長である菅谷政樹(すがやまさき)さんに伺うと、「畔栁くんはとても不器用で、同じことを何度もやって、積み上げて結果を出す“努力の人”。中学1・2年生のときは、試合に出場することができなかったけれど、中学3年生になって、ぐんぐん伸びていきました。急激に開花したのではなく、くじけずに楽しいと思って練習を続け、人一倍頑張ってきた結果だと思います」と教えてくれました。
畔栁さんに尊敬する人について聞くと、「菅谷会長です。会長は優しくて、一人一人に合った方法で教えてくれます。私はキックボクシングを始めて、いろいろな人と出会うことができました。会長やトレーナーの皆さんをはじめ、自分より強い人など、年齢や住むところが違う人たちからたくさんの刺激をもらっています」と笑顔で話します。
将来の夢や今後の目標について伺うと、「将来は、プロになってチャンピオンになりたいです。まずは、9月に神奈川県で行われるトーナメント戦で勝つことが目標です。また、戦っている姿を一人でも多くの人に観てもらい、格闘技のすばらしさをみんなに知ってもらいたいです」と語る畔栁さん。今後の活躍に注目です。

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