~ノロウイルスによる感染症について~
Q.ノロウイルスとは?
A.ノロウイルスはインフルエンザと同じウイルスの一種で、特に11月から2月にかけての冬季に流行します。感染力が非常に高く、感染すると嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。ノロウイルスに対してはワクチンがないため感染予防が重要となります。
Q.ノロウイルスはどうやって感染するの?
A.ノロウイルス感染のほとんどはウイルスが口から入ることで引き起こされます。ノロウイルスに感染した人の吐物やふん便が手に付着して口に入ったり、ウイルスが付着した貝などを加熱が不十分な状態で食べたりすることでノロウイルスに感染します。
Q.ノロウイルス感染症の対策は?
A.一般的にウイルスは熱に弱いため加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱することが重要です。また、ノロウイルスに感染した人の吐物やふん便には多量のウイルスが付着しているため処理の際には手袋、使い捨てエプロン、ゴーグルとマスクを着用しウイルスが自身に付着しないように処理します。ノロウイルスの消毒には消毒用エタノールは効果が低いため次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用します。500mlのペットボトルにキャップ2杯の家庭用塩素系漂白剤(ハイターなど)を入れ、水道水を入れると次亜塩素酸ナトリウム溶液ができます。
◆救急隊から町民の皆さんへお願いしたいこと
冬季になり気温の低下と空気の乾燥から様々な感染症が流行します。手洗い、うがいを行い感染症対策に努めてください。
問合せ:小山消防署
【電話】76-0119
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