Q.急性アルコール中毒ってなに?
A.多量のアルコールを短時間に摂ると血中のアルコール濃度が急激に上昇し、中毒症状が発症するものです。重症化すると、「意識混濁」、「昏睡」、「血圧低下」、「呼吸困難」、「失禁」、「脱水」、「低体温」などの症状を起こし、死に至ることもあります。
Q.予防するにはどうしたらいい?
A.
1.短時間のうちに多量の飲酒(一気飲み)はしないようにしましょう。
2.自分の適量を知り、その日の体調にも注意しましょう。
3.空腹の状態で飲酒しないようにしましょう。
4.お酒が飲めない体質の人は周囲の人に伝えておきましょう。
5.飲酒の無理強いは絶対にしないようにしましょう。
Q.急性アルコール中毒になってしまった人がいたらどうすればいい?
A.
1.圧迫感を和らげ呼吸を楽にするために、ベルトや衣服を緩めましょう。
2.寒い場所であれば、体温低下を防ぐために毛布などで保温しましょう。
3.寝かせる場合は、嘔吐(おうと)による窒息を防ぐため、横向き(回復体位)にしましょう。
※回復体位
呼吸が妨げられないようにする体位です。
体を横向きにし、頭を反らせて気道を確保するとともに、嘔吐しても自然に流れるように口元を床に向けます。
◆救急隊から町民の皆さんへお願いしたいこと
気温が高くなり、お酒を飲む機会が増える季節となります。救急要請が増加する傾向にありますので飲酒量が多くなりすぎないようにして、素敵な時間をお過ごしください。
問合せ:小山消防署
【電話】76-0119
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