『ALT』
小山町長 込山正秀
中学・高校・大学と英語を学んだものの、多くは英会話に尻込みしてしまうというのが我々世代だ。自分の反省からも、町のこども達には英語に親しみ楽しんでほしい、と切に願う。その思いを形にしたのが、「小山町夢チャレンジ支援事業」と銘打った英語検定の検定料全額補助制度だ。
小学校で英語が必修になった。3・4年生は「聞くこと」「話すこと」を通じて英語に慣れ親しむことを目標にしている。そこで、夢チャレンジ支援に加え、国の補助金事業を活用してフィリピン・コルドバ町で語学学校を経営する日本企業にALT(外国語指導助手)の仲介をお願いした。小・中学校向けに6人、こども園に5人の計11人。この事業は滞在費を含め全て国負担、町の費用負担はなしである。講師の派遣に先立ち、先日、コルドバ町を訪れ国際友好交流都市協定を結んだ。
郷土を愛しながら、様々な国の人と自然体で交われるこどもを、この町で育てたい。フィリピンの英語は日本人に馴染みやすいという。これを機に親世代、祖父母世代も、多くの国の人と気軽にコミュニケーションを図ることに挑戦いただけたらと思う。
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