◆贈呈式
10月24日(木)、町で国内最大規模のアトランティックサーモン陸上養殖施設を運営するプロキシマーのヨアキム・ニールセンCEOらが町長に「FUJIアトランティックサーモン」の初出荷を報告しました。
令和4年の秋から養殖施設は稼働し、2年間の生育期間を経て出荷に至りました。初出荷される「FUJIアトランティックサーモン」の刺身を試食した町長は、「うまい、うまい」と町産のサーモンを味わっていました。また、参加者からも「脂がさっぱりして食べやすい。醤油を付けなくてもサーモンの味が強く、とてもおいしい」と好評でした。
今後は、全国のスーパーや飲食店で販売されます。スーパーで探すときには富士山とサーモンが描かれたロゴマークが目印です。
◆日本初の陸上養殖場
富士小山養殖場は、日本初のアトランティックサーモンの陸上養殖場です。
この施設は合計面積が約2万8千平方メートル、タンク容量は3万2千立方メートルあり、施設内には、卵から100gまで飼育するふ化・養魚場(H and N)と、収穫サイズから5kgまで成長させるポストスモルト育成場(PSG)の2つの独立した建物があります。サーモンの生産は、陸上養殖システムの大手企業であるAquaMaof社の循環型水産養殖システム(RASシステム)に基づいており、これによりサーモンの安定した成長、商業的な密度での生産、低い死亡率を実現できます。
このような大規模かつ最新の技術が集約された施設が小山町にあり、ここから全国へサーモンが出荷されます。
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