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≪特集≫はたちの集い

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静岡県小山町

1月7日(日)、総合文化会館で「小山町はたちの集い」が開催されました。
今年も20歳の皆さんが一堂に会し、人生の節目を祝いました。

令和6年1月7日(日)、総合文化会館金太郎ホールにて、令和6年小山町はたちの集いが開催されました。はたちの集いの対象者(平成15年4月2日~平成16年4月1日生まれ)は188人です。
令和4年4月1日の民法改正による成人年齢の引き下げで、国民は18歳で成人に達することとなりました。それに伴い、昨年度から成人式を「はたちの集い」と名称を変えて実施しています。
式は、北郷中学校2年の國長唯人(ゆいと)さんが司会進行し、須走中学校出身の小川稜真(りょうま)さんと齊藤茜(あかね)さんがはたち代表のことばを述べました。
また、アトラクションが実施され、中学校の学年主任や担任教諭からのメッセージビデオや小山中学校の生徒による「よさこい」、陸上自衛隊富士学校音楽隊による吹奏楽演奏などが披露されました。
20歳を迎えた皆さんは、久しぶりに再会した友人との会話を楽しんだり家族と写真撮影をしたり、たくさんの笑顔が溢れていました。

◆あのころ
20歳を迎えた皆さんの生まれた2003年は、どんな年?ふり返ってみましょう!

▽どんな出来事があった?
・新型肺炎SARS流行
・柔道女子 田村亮子(現 谷亮子)世界選手権6連覇
・地上デジタルテレビ放送が東京、大阪、名古屋で開始
・ふたりはプリキュア放送開始

▽なにが流行った?
・世界に一つだけの花(歌)
・踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(映画)
・バカの壁(養老孟司)(本)

◆代表の言葉
2人のはたち代表による代表の言葉をご紹介します。

▽齊藤 茜(あかね)さん
私は現在、教師になるという夢を目標に、山梨県の大学に通い日々勉学に励んでいます。私が教師を目指そうと思ったきっかけとして、私が生まれ育った町である小山町で過ごした小学校、中学校時代の経験や思い出が大きく関係しています。教室に入ると友だちが明るい声で迎えてくれ、廊下で先生方とすれ違うと明るい表情で「おはよう」と声を掛けてくださいました。給食に部活動、体育の授業、文化祭など私にとっての学校は「楽しい」がたくさん詰まった場所でした。学校の中だけではなく、地域の皆さんとの交流がある通学路も私にとっては大切な場所です。私の家は交番の近くにあり、タイミングが合うと警察の方と一緒に会話をしながら通学路を歩いたこともありました。また、ある雨の日には傘を忘れて走っている私に、地域の方が傘を貸してくださったこともあります。20歳になった今、もう一度あの通学路を歩いてみるとそのような出来事が自然と思い出され、温かい町や人々に支えられてきたからこそ、幸せな日常があったのだと実感することができました。私が学校生活を心から楽しいと感じることができたのは、いつも一緒に笑い合ってくれた仲間たち、私を支え、元気づけてくださった先生方、いつも近くで温かく見守ってくださった地域の方々、そしていつも私の味方でいてくれた両親のおかげです。
まだまだ至らない私ですが、将来教師になり、学校生活を心から楽しみ、のびのびと学びに向かうことのできる子どもを一人でも多く増やしたいと考えています。目標を常に念頭に置き、これまでお世話になった方々に恩返しができるよう、日々努力してまいります。(抜粋)

▽小川 稜真(りょうま)さん
私は、現在、公務員として働いています。教育関係の部署に所属していることから、度々、各学校施設に足を運ぶ際に、小学校の児童や中学校の生徒が真剣な眼差しで授業を受け、休み時間には、はしゃいで遊んでいる姿を見かけます。私も、このようなときがあったなと、自分自身を見つめなおし、初心に返ることの意義や大切さを実感しています。
その上で、自己の研鑽や今後の業務の糧となるべく経済の勉強を行っています。四季報や決算短信、経済新聞などを読み、学べば学ぶほど、日本経済の世界での立ち位置や期待感、新興国の勢い、大国の安定性などを改めて実感することができます。昨今では、物価高、燃料費の高騰、円安など、流れているニュースは決してプラスの要素ばかりではありません。むしろ、マイナスの要素の方が多いのではないでしょうか。私自身、これからの日本の行く末に不安を感じることは、少なくありません。私は、先ほど話した、小学校や中学校世代の子どもたちがこの先、はたちを迎え、これからの世の中に期待を抱いてもらいたいと心から思っています。そのためには、本日、はたちの区切りの日を迎えた私たちが、これからの日本を支えていける人間にならなければならないと思います。
「面白きこともなき世を面白く」これは、幕末の時代を生きた、高杉晋作の辞世の句です。これから先、面白くない、苦しいと思う日々があるのかもしれません。ただ、そう感じるかどうかは自分次第ということです。自分を見つめ、夢中になれることを探し、明日に羽ばたくことのできる未来を願ってはたち代表の言葉とさせていただきます。(抜粋)

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