町は、12月3日から5日までの3日間、小山高校の1年生(124人)をインターンシップ(職業体験)として受け入れました。
小山高校の卒業生は、一般企業のみならず、官公庁、教育、保育機関、病院に就職するなど、地元に貢献しています。小山町の職員として採用され、活躍している人もいます。
インターンシップの充実は、将来の小山町を支える人材の確保につながるものであり、小山高校における教育の充実にも寄与しています。
町では、高校生とその保護者に役場の役割や仕事内容を知ってもらい、町政への関心・理解を深めてもらうことを期待しています。
◆取材体験をしました!
インターンシップ2日目の12月4日に地域振興課に配属された青柳瑠花さん、相坂紬生さんに各課で職業体験をするクラスメートの様子を取材してもらいました。慣れない一眼レフカメラで写真を撮り、各課の職業体験の内容やインタビューの回答をメモしながら短い時間の中で取材内容をまとめてくれました。
○都市整備課
『豊門会館・西洋館の歴史を学びました!』
豊門会館・西洋館に行き、歴史について学びました。
豊門会館は歴史ある建造物で中には渋沢栄一が亡くなる前に書かれた手紙の展示や、大正時代にお金持ちの間で流行した内装など、学べるものが多く、見どころ満載でした。インタビューでは、「大正時代から残っている建物があることに驚いた」「小山町内の良いところが知れた」といった感想がありました。西洋館はその名のとおり洋風の建造物で1階にはカフェ、2階には富士紡績についての展示があり、また来たいと思うようなところで良い体験になりました。
○健康増進課
『健康福祉会館で体や栄養について学びました』
健康福祉会館でベジメータとInBody(体成分分析装置)の体験をしました。
ベジメータは1か月の野菜摂取量が数値化され、どのくらい野菜が不足しているかが分かります。実際の測定値をもとに栄養士さんから具体的なアドバイスを受けた生徒は、「もっと野菜を食べようと思った」と健康への意識が上がっているようでした。
InBodyは体重に対しての筋肉量や体脂肪量、部位別筋肉のバランス、基礎代謝などの身体の状態が分かる機械です。自分に合ったエクササイズプランを立てて、運動したいと思いました。
○健康増進課
『クアオルト健康ウオーキングを体験しました!』
今回は足柄古道コースを体験しました。普段、行かないような山の中を歩き、少し肌寒さを感じながらもきれいな景色を見て落ちついたウオーキングができました。インタビューでは、「健康を意識できた」「リラックスできた」「ウオーキング中に心拍数計測ポイントがあり、いつも以上に体の状態を気にして歩いた」と話してくれました。竹でできた筒で川の水の音を聞き、自然の癒やしも感じられました。
この活動は年齢に制限がないので、高齢者だけでなく、高校生も勉強のリフレッシュに探検の感覚で参加するのもいいなと感じました。
○長寿介護課
『認知症の体験をしました!』
認知症をVR(仮想現実)で体験しました。
インタビューでは、「普通に生活しているだけで幻覚が見えてすごく怖かった。感情的になってしまう理由が分かった」「車から降りるだけでもビルの屋上にいるくらい高く感じて、声をかけられても不安だった」と話してくれました。認知症の人は私たちが思っている以上に不安を抱えながら生活していることが分かりました。それに対して私たちは声をかけるだけでなく、優しく手を差し伸べるべきだと感じました。
◆取材体験を終えて
▽青柳 瑠花(あおやなぎ るか)さん
今日の体験を通して、カメラで写真を撮る際には何をテーマとして撮るか、何を伝えたいかなどを考えながら撮るのがとても難しかったです。また、インタビューする際にどういった質問をすればいいか、どのようにすれば後で分かるかを考えながらメモを取るのが大変でした。この大変で難しい作業を一つひとつ丁寧にやっている広報の方々はすごいと思ったし、小山町役場の良さがたくさん知れて楽しかったです。実際に仕事をする体験ができたので、これからの進路選択や将来に活かしていきたいと思います。
▽相坂 紬生(あいさか つむぎ)さん
今日、初めて取材を体験してみて、取材場所へ行ったときのインタビューの仕方やカメラの撮り方などいろいろ学べました。広報の仕事は様々な場所へ移動することが多く、大変だなと感じながらも、取材場所で学べることが多く、いろいろな面から地域のことを知れてすごくやりがいのあるお仕事だなと感じました。
問合せ:地域振興課
【電話】76-6135
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