◆小山町長 込山正秀
町民の皆様、あけましておめでとうございます。
皆様には希望に満ちた新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
小山再稼働を掲げ、昨年は大きな前進を遂げた一年となりました。特に教育分野において、昨年3月に開講した町営学習塾では、一人ひとりの理解度に合わせた学習を行い、生徒が定着し、町内小・中学生の学習の充実を図ることができました。また、8月にカナダから国際交流員1名を招へいし、役場に配置、町内のこども園や小学校で異文化学習などを行い、異文化コミュニケーションを図る取り組みを実施しました。この他、三来拠点事業の成果が着実に現れ、日本最大のアトランティックサーモンを養殖する企業が操業するなど、雇用の創出・定住・交流人口の拡大につながっています。
さて、本年も政策提言の一丁目一番地に掲げた「子育て教育100年の計への挑戦」の実現に向けて尽力してまいります。
具体的には、町営温水プールの整備を進め、小学校5校の屋外プールを集約し、施設の老朽化と猛暑による影響を改善するとともに、町民の運動習慣を定着させ、健康増進を図っていきます。さらに本町の英語学習を充実させるため、昨年10月に友好交流都市協定を締結したフィリピン共和国のコルドバ町からALT(外国語指導助手)を招へいし、こども園に新たに配置し、小・中学校は増員するなど、英語学習の強化を行います。
この他、「まちづくり公社」を設立し、地域の商工業の振興に努めてまいります。さらに、便利で快適なまちを推進するため、菅沼地域優良賃貸住宅建設事業、須走地区の宅地造成を進め、小山消防署新庁舎の建設、アプリを活用し地域通貨を導入する健康インセンティブ事業など、様々な取り組みを進めていきます。
結びに、本年も小山町が「静岡県で1番元気な町」となるよう、精一杯努力してまいりますので、町民の皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げます。
◆小山町議会議長 遠藤豪
皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、昨年を振り返ってみますと、ここ数年続いたコロナ禍もようやく収まり、以前と変わらぬ生活が戻ってきました。一方、新年早々能登半島地震が起こり、さらに追い打ちをかけるように大雨によるダブルの災害を受け、地域住民は多大な被害を被りました。今なお困難な生活を余儀なくされており、一日も早い復旧が待たれます。このような風水害は世界規模で起きており、地球温暖化による気候変動によるものといわれており、農産物の生産減少など今後の食糧不足も懸念されます。また、世界のあちらこちらで紛争や戦争が続き、経済面では長引く円安などにより、あらゆる物が値上がりし、一段と厳しい生活に直面しております。このような中、本町では、三来拠点事業で小山工業団地の造成が終了し、新たな企業誘致が図られております。10月に待ちわびていた陸上養殖のアトランティックサーモンの出荷が始まり、町のふるさと納税に一役買うことが期待されます。また、新東名高速道路についても、本線の県内工事は90%近くが終了し、小山パーキングエリアの工事が佳境を迎えております。富士スピードウェイ周辺では、世界に誇れる五つ星のホテルも稼働し、モータースポーツのメッカとして、大きな飛躍が望まれます。
このように小山町の未来を築く事業も着々と進んでおります。議会としても、二元代表制の一翼であることを十分理解し公平公正な開かれた議会を目指してまいる所存です。
結びに、本年が町民の皆様にとりまして、充実し素晴らしい一年となりますことを心からご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
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