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それ、摂り過ぎじゃないの?!〜「適塩(てきえん)」で生活習慣病を軽減しよう!〜(1)

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静岡県島田市

約3g多い!

■市の現状と取り組み
島田市は、静岡県の平均に比べ、生活習慣病疾患者数(しっかんしゃすう)が多いことが課題となっています。主に高血圧性疾患や糖尿病が多く、これらの疾患は、1人当たりの医療費が高い傾向にあります。その要因は、食生活・喫煙・飲酒・運動不足などさまざまです。
市では、生活習慣病の重症化につながる「脳・心臓・腎臓」の血管を守るため、特に塩分摂取量に着目し、食生活の改善を勧める取り組みを行っています。
塩分を「摂り過ぎると良くない」と聞いたことがある人は多い一方で、リスクを理解している人や、対策を実際に行っている人は、少数ではないでしょうか。「減塩」というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、「適塩」は今日からでも始められます。体の不調を防ぐためにも、「適塩」を意識してみませんか。

▽島田市国民健康保険高血圧症有病者
(高血圧内服者及び高血圧I度以上)の割合

出典:国民健康保険データベース(KDB)システム

■増加の一途を辿る高血圧性疾患
島田市の国民健康保険加入者は、人口の約20%。世帯数では、約30%にあたります。令和4年度島田市国保特定健診の結果では、健診受診者の2人に1人が高血圧。多くの人が、生活習慣を見直した方が良いことが分かります。高血圧は年齢が高くなるほど、疾患割合が高くなる傾向にありますが、若いからといって油断していい訳ではありません。若い時からの生活習慣が、未来の健康をつくります。高血圧に関係が深い、塩分に気を付けましょう。

■県民一日あたりの平均塩分摂取量
静岡県の令和4年県民健康基礎調査(速報値)によれば、食塩摂取量の平均値は10.0g、性別では、男性10.9g、女性9.2g。一日の食塩摂取目標量は、男性7.5g、女性6.5g。つまり、男女とも約3g多い。
年齢階級別にみると、20代から70代以上の全ての年代で、目標量を超えているのが現状です。人それぞれの体質や遺伝なども関係しますが、塩分の過剰摂取は、将来の体の不調に影響を与えます。自身の食生活を、振り返ってみましょう。

▽静岡県民1日あたりの塩分摂取量(平均値)

出典:令和4年県民健康基礎調査(速報値)

問合せ:国保年金課
【電話】34-3295

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