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諏訪原城 祝築城450年

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静岡県島田市

現在放送中の大河ドラマの主人公である徳川家康。家康公について語る上で欠かせない城が、島田市にあることをご存じでしょうか。武田と徳川の遠江(とおとうみ)をめぐる戦いの中で築城された、戦(いくさ)の最前線基地としての山城(やまじろ)。それが国指定史跡「諏訪原城(すわはらじょう)」です。
諏訪原城は、築城から今年で450年。これを記念して、その魅力と記念イベントなどをお伝えします。

■歴史年表
・天正元(1573)年
武田信玄(しんげん)の子・勝頼(かつより)により、高天神城(たかてんじんじょう)(掛川市)攻略のため旧東海道沿いの牧之原台地の上に築城。
・天正3(1575)年
家康によって攻め落とされ、以降は徳川側から牧野城(まきのじょう)と呼ばれる。
・天正10(1582)年
武田氏滅亡。
・天正18(1590)年
この頃、廃城となったと思われる。

■魅力ポイント3選
▽その壱 家康が武田流築城術を巧みに利用した城
城跡には、三日月堀と半月状の曲輪(くるわ)(平坦地)がセットになった「丸馬出(まるうまだし)」と呼ばれる防御施設が良好な状態で残っています。これは、日本最大級の大きさを誇っています。また、近年の発掘調査により、これらは家康が敵方である武田氏の築城術を利用し、牧野城としてより強固な城へと改修させた可能性が大きいことが分かっています。

▽その弍 絶対に敵を侵入させない巨大な空堀(からぼり)
城を囲む巨大な空堀は、最も大きいもので深さ約8m、最大幅約25mで、人の手で掘ったとは思えない大きさです。

▽その参 毎年進められる整備により見やすくなる城跡
市では、毎年城跡の整備を行っています。平成29年には、二曲輪北馬出(にのくるわのきたうまだし)に門が復元され、現在はそこに付属する土塀の骨組みまで完成しています。案内看板の設置や見学路の整備など、今後も毎年整備を進めていきます。

■諏訪原城ビジターセンター
ビジターセンターでは、諏訪原城にまつわるパネル(歴史、構造、年表、諏訪原城推定復元図など)、発掘調査により出土した陶器や鉄砲玉などの資料、島田工業高校建築科の生徒が制作したジオラマなどを展示しています。
築城450周年記念御城印(ごじょういん)などの諏訪原城グッズも、こちらで購入できます。
場所:菊川1174
開館時間:午前10 時~午後4 時
休館日:月曜日(祝日の場合は、翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)、臨時休館日

■記念イベント
▽その壱 限定御城印を販売中
令和5年限定「築城450年記念御城印」を販売中。諏訪原城では初となる、お茶をイメージした緑色の御城印です。
販売期間:12月28日(木)まで
場所:諏訪原城ビジターセンター、島田市博物館

▽その弐 企画展「築城450 年記念 諏訪原城」を開催
博物館で諏訪原城に関する企画展を開催します。詳しくは、ホームページでお知らせします。
日時:7月1日(土)~9月24日(日)

▽その参 応援隊イベント「諏訪原城合戦 令和の陣」
~ゆずれない武田・落としたい徳川~
諏訪原城応援隊のイベントを、今年も開催します。
日時:7月31日(月)午後1時30分~3時30分
場所:国指定史跡 諏訪原城跡
※雨天時は、金谷小学校体育館。
内容:チャンバラ合戦
ゲスト:石神(いしがみ)リョウ氏(俳優)、加藤正(かとうしょう)氏(俳優)
対象:小学生以上
定員:60人(応募多数の場合、抽選)
料金:1人500円
持ち物:飲み物、タオルなど
申し込み:QR(本紙掲載)から電子申請またはファクスで博物館課へ
申込期間:5月20日(土)~6月23日(金)
当選発表:7月3日(月)~7日(金)
※駐車場には限りがあります。なるべくお乗り合わせの上、お越しください。

■諏訪原城は築城450年を迎えます。
整備も進み、壮大な丸馬出を見ることができます。
ぜひ、現地にお越しください!
諏訪原城応援隊

■諏訪原城応援隊
隊長:春風亭昇太(しゅんぷうていしょうた)師匠(落語家・現「笑点(しょうてん)」司会者)
副隊長:加藤理文(かとうまさふみ)先生(日本城郭協会理事、諏訪原城整備委員会委員)
隊員:片川乃里子(かたがわのりこ)氏(フリーアナウンサー)

問合せ:博物館課
【電話】36-7967

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