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島田人 Shimadajin File #137

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静岡県島田市

■帰る場所が一つでもあれば、くじけないでいられる
シンガー・ソングライター
Lydia(リージャ)さん(東京都)

シンガー・ソングライターとして、自身の感じたことを歌にして伝える島田出身のリージャさん。県内のテレビCMソングを手掛ける一方で、市内で行われた「はたちの集い」や母校でのイベントにも参加しています。

▽16歳から始めた曲作り
幼い頃から音楽が大好きだったというリージャさん。曲作りを始めたきっかけを、改めて振り返ります。
「小さい頃から音楽が大好きで、中学では合唱部に所属していました。昔から詩を書いていたこともあり、13歳頃から歌詞や曲を作り始めました。しっかり曲作りを始めたのは、高校生の頃です。当時、働きながら定時制の学校に通っていました。そこで、DJをしている人と出会い、洋楽のInstrumental(インストゥルメンタル)(歌詞のない曲)の音源をいくつか提供してもらいました。この頃から『歌うなら自分の歌を』という思いがあったので、もらった音源にオリジナルのメロディと歌詞を乗せる手法で、本格的に楽曲制作やレコーディングを始めました」

▽歌で伝える思い
夢を実現するまでには、悩んだ時期もあったと話すリージャさん。
「高校時代から、静岡のクラブなどで歌い始めましたが、自分の音楽について悩んだ時期もありましたね。そんな時、ヒップホップやRandB(アールアンドビー)の聖地であるニューヨークで好きな音楽に触れ、東京で音楽を続けることを決意しました。その後も活動を続ける中で、皆さんに知ってもらうきっかけとなる、県内テレビのCMソング制作の依頼をいただきました。私の活動を一例として『小さい夢でも続けていれば、自分にも叶えられるかも』と希望を持ってもらえたら嬉しいです」

▽ハグするような音楽
シンガー・ソングライターとして、今後の目標や、歌に込める思いを伺いました。
「私にとって歌とは、思いや言葉にできない感情を放出することです。例えば『FAMILY(ファミリー)』という曲には『帰る場所が一つでもあれば、くじけないでいられる』という思いが詰まっています。寂しさを感じていたり、愛情不足で孤独を感じていたりする人と、音楽でハグするような活動もやってみたいです。ありのままを否定されたり、悩んでいたりする人に、そのままでいいよと伝えたい。そんなイベントができたら良いし、気持ちを込めた音楽を、私なりのペースで作り続けていきたいと思います。地元での活動では、子どもたちの中に愛情を信じられない人がいたら、曲を通して愛を伝えたいですね。人のそばに寄り添えるような曲を、届けていきたいです」
自身が作詞・作曲する歌のメロディに乗せて、思いを伝えるリージャさん。その温かい歌声は、これからも多くの人を癒やしていきます。

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