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しまだの紅茶

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静岡県島田市

緑茶の産地である島田。実は、紅茶の産地としても高い評価を受けていることを、ご存知ですか。来年行われる「地紅茶(じこうちゃ)サミット2025 in 島田」に向け、そのプレイベント「地紅茶フェスティバル」を実施しています。

■地紅茶とは
「地紅茶」とは、地ビールや地酒のように「その土地の茶葉を使い、その土地で作られる紅茶」を指す言葉。牧之原大茶園や川根など、昔から茶の一大生産地として発展してきた島田市とその周辺では、近年全国でもトップクラスの香りやおいしさを生み出す紅茶生産農家が増えています。

■外国産との違い
外国で生産される紅茶と比べると、味や香りがやさしく、渋みの少ないものが特徴。それは、緑茶用品種で作られることまたは、製法によるところが大きいです。
インドやスリランカの多くは、茶葉を破砕して作り、日本では揉(も)んで製造することが主流となっています。

■お茶の違い
同じ茶葉から異なる味、香りのお茶が作られます。
・不発酵茶…発酵させない、緑茶
・半発酵茶…少し発酵、ウーロン茶
・発酵茶…完全に発酵、紅茶

■おいしい入れ方
(1)ティーポットとティカップにお湯を注ぎ、温めておく。
(2)温めた空のティーポットに茶葉(ティーバッグ)を入れる。
(3)1杯分の茶葉は3g。ティースプーン山盛り1杯が目安。
(4)ティーポットに熱湯(約100℃)を注ぐ。1杯分は約150ml。入れる分だけ注ぐのがポイント。
(5)2〜3分待つ。
(6)ティーカップに最後の一滴まで注ぐ。スプーンで軽く混ぜると味が均一に。

▽おすすめ
・カップ
紅茶は、色と香りを楽しむお茶。
浅いカップの方が、香りが広がりやすいです。
志戸呂焼ティーカップで飲むのもおすすめ!

・ポット
鉄分の含まれたポットは避けましょう。
紅茶の成分が鉄分と合わさり、香りや色を損ないます。

※「地紅茶サミット2025in島田」「地紅茶フェスティバル」の詳しくは、特設ホームページをご覧ください(二次元コードは本紙掲載)。

■地紅茶サミット島田実行委員会
三浦克暢(みうらよしのぶ)さん

紅茶は緑茶と違って、品種や時期、作る人によって味や香りが異なります。生産者それぞれが、試行錯誤してチャレンジしています。いろいろな紅茶を飲んで、特徴や好みを探してほしいです。毎回同じものはありませんので、味も香りも一期一会。緑茶と同じ茶葉から作られるのに、さまざまな味や香りの表現があるところを楽しんでほしいですね。

地紅茶サミットは、茶産地のお茶を残すだけではなく、次世代にも良いと思ってもらい、つなぐことが目的。地域の基幹作物を「お茶屋さん、お茶農家ってかっこいい」「お茶って奥深くて面白い」と感じてもらえるような取り組みを考えています。先人たちが守り続けてきた茶園を継続し、振興するきっかけになればうれしいですね。高品質の国産地紅茶の魅力を堪能してほしいです。

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