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はたちの集い 1月12日

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静岡県島田市

人生の節目を迎えた683人が出席した「はたちの集い」。会場には懐かしい旧友との再会を心待ちにした、若者たちの笑顔が集いました。式典では、来賓からお祝いの言葉が贈られた後、2人の代表者が「はたちの誓い」を力強く披露。市内出身でシンガーソングライターのリージャさんや、津軽三味線奏者のハレルヤさんもパフォーマンスで、若者たちの節目をお祝いしました。

■八木英樹(やぎひでき)さん
島田第二中学校出身
中学3年の3月には、新型コロナウイルスのまん延による休校があったり、卒業式を計画通り行うことができなかったりしました。高校入学後も、休校が続き、マスクを着用した生活を強いられ、思い描いていた日々を過ごすことができませんでした。しかし、そのようなマイナス要素を差し引いてもこれまでの生活は、かけがえのない思い出だと感じています。過去は変えることも戻ることも不可能なものだから、かけがえのないものに感じられます。だからこそ、私は、もう二度と味わうことができない思い出をこれからも大切にしていこうと思います。
かけがえのない日々を過ごす中で、一つの目標ができました。それは、教師として母校に赴き、私たちが行えなかった「普通の卒業式」を行うことです。学校生活の集大成を思うような形で迎えられなかったからこそ、もう一度、母校での卒業式に参加し、生徒の門出を祝いたいと感じています。この目標に向けて勉学に励み、現在は大学で教育について学びながら、小中高の教員免許の取得を目指しています。

■参加者にアンケート
▽あなたは島田市が好きですか?

▽どんなところが好きですか?
・お茶がおいしい
・地域のみんなが仲良し!
・大井川と山々の自然
・親しいあいさつ
・人が温かい!
・人との距離が近くて、優しい

■石切山蘭(いしきりやまらん)さん
川根中学校出身
社会に出ることを不安に思う人や、将来の行き先が見えず、悩んでいる人もいると思います。私も「これからどうなっていくのだろうか」「どこに向かっていくのだろうか」と、毎日思い悩んでいました。しかし昨年、自分の価値観が大きく変わる経験をしました。それは石川県でのボランティア活動です。能登半島地震の傷が癒えぬ中、大雨による水害を被った住民の方をニュースで見て、言葉が見つかりませんでした。同時に、数年前の大雨で茶畑が浸水してしまった近所の方のことを思い出しました。多くのボランティアさんのおかげで、元通りにすることができたと聞き、今度は私たちがしてもらったことを返す番なのだと決意し、ボランティアの申し込みをしました。
私たちはお互いの手を取り、生きていかなければいけないのだと気づきました。多くの方に助けていただいたからこそ、今の私たちの生活があるのだと思います。これからも受けた恩を忘れることなく、人からいただいた優しさや行動を次の誰かにしてあげられるように努力していきます。

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