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おまえざきのきらり輝く人

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静岡県御前崎市

◆文部科学大臣杯第15回全日本少年春季軟式野球大会に出場
浜岡中学校野球部

▽夢にまで見た大舞台へ
令和5年10月29日、「西部地区中学校野球大会」決勝、2回裏浜岡中学校野球部の攻撃、ツーアウト1・3塁。打者・片山育瑞(なるみ)選手(上比木)が放った痛烈な打球は外野手の頭上を大きく越えるツーベースヒットとなった。この一打で勢いづいた打線はこの回一挙6点の猛攻、勝利を大きくたぐり寄せ、令和6年3月に本県で開催される「文部科学大臣杯第15回全日本少年春季軟式野球大会」への切符をつかみ取った。浜岡中学校野球部として、初めての全国大会出場だ。

▽自分たちで考え実践する
夏の香りが漂いだした7月。これまでチームをけん引してきた3年生が引退し、新チームが始動した。「全員で戦う」を目標に掲げ、打力重視の野球で勝利を目指してきた。初陣となった友好都市・長野県高森町主催「第34回島岡吉郎野球大会」では、13チームが参加する中、見事優勝を果たし最高の形でスタートダッシュを決めた。全員で戦う―。この言葉の意味を再確認できた瞬間であった。
「平日はキャプテンを主体に生徒が練習メニューを組んでいます。自分たちで分析することでひとりひとりのレベルアップを常に感じられますね。家庭でも努力を惜しまず、素振りをしていると聞きます」と宮下滉平監督の表情からは子どもへの絶大な信頼が読み取れる。
キャプテンの河原﨑敦也(あつや)選手(上朝比奈)は「自分は捕手であり、守備の要です。ピンチの時には率先して声を出し、チームを鼓舞し、盛り上げることを心掛けています」と冷静に話す。その目からは内に秘めた熱い闘志を感じさせる。

▽栄冠を目指して
大会での目標は「全国制覇」。挑戦するならば一番を取りたいという全員の意志のもと決めたものだ。西部大会優勝後、チームの団結力はより強固となり、絆は日に日に深まっている。
頂点を目指す浜岡中学校野球部へありったけのエールを送りたい。

※片山育瑞選手の「片」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙P.14をご覧ください。

▽PROFILE
部員は1年生7人、2年生9人。持ち味は上位から下位まで抜け目のない強力打線。
1年生の酒井直汰朗選手(塩原)、殿岡敬二郎選手(新野西)は主力として上級生に交じり先発メンバー入りしている。

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