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おまえざきのきらり輝く人

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静岡県御前崎市

◆御前崎市消防団の団長に就任
増田 吉秀(ますだ よしひで)さん

▽このまちは自分たちが守る
平常時・緊急時を問わず地域密着で住民の安全と安心を守るという重要な役割を担う消防団。地域の消防・防災のリーダーとしても活躍する。現在、市消防団には284人が在籍している。
本年4月から増田吉秀さんが新たに団長に就任した。増田団長は平成14年に消防団へ入団し、分団長、本部長を歴任。平成26年度からは副団長として団長を支えてきた。
「消防団は地域の用心棒として期待されている存在です。自分たちが住む大切な御前崎市を安全・安心なまちにしていくため、精励していきます」と話す。増田団長は中学生のとき、同級生を火災で亡くしている。「あのとき感じた辛い気持ちは今でも忘れられません。同じ思いをする人を一人でも減らしたい」と話す表情からは内に秘めた熱い思いを感じる。
令和4年の火災発生件数は16件。住民一人一人が予防意識をもって生活することで発生件数は下がる。「大きな火災が少ないのは住民の皆さんの強い防災意識のおかげ。今後もまちの安全のためお力添えお願いします」と市民へ協力を仰ぐ。

▽有事に備え日々取り組む
有事の際は仕事中や夜間であっても現場に駆けつけなければならない消防団員。増田団長は「団員には『自分たちが住むまちは自分たちで守る』という責任感を持って活動してほしい」と厳しさを見せる。一方で「団員すべてが大事な仲間です。地域のためにと消防団へ入団してくれた団員が活動しやすい環境にしたいと考えています。家族や仕事などの私生活も大事にしてほしいですね」と思いやる。
消防団員の活動内容は火災出動だけではない。近年増加傾向にある地震や風水害といった大規模災害への出動、火災予防の啓発活動、地域防災訓練などへの参加など多岐にわたる。普段の訓練や点検などの徹底がまちを守る―。そう話す増田団長が先頭に立ち、まちの安全と安心を守っていく。

▽PROFILE
ますだよしひで(大山区・46歳)
一男二女の父。休日には学生時代に始めた剣道で汗を流している。
令和4年度には公益社団法人日本消防協会精績章を受章した。

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