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おまえざきのきらり輝く人

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静岡県御前崎市

◆第12回C1カロムグランプリ全国大会ベスト16
北川 優奈(きたがわ ゆうな)さん
川合 啓太(かわい けいた)さん

9月15日、掛川市で開かれた「第12回C1カロムグランプリ全国大会」でベスト16になった北川優奈さん(早苗町)と川合啓太さん(第一小学校卒業・現在は愛知県名古屋市在住)。8月に開かれた地区予選で優勝し、本大会への出場権を獲得した。
「カロム」とは、ボードゲームの一種で、おはじきとビリヤードを掛け合わせたようなゲーム。1対1または2対2でプレーし、パックを正確にはじく技術と盤面から5手10手先を読む戦術が必要だという。明治末期から大正初期に海外から持ち込まれたと推測され、滋賀県彦根市を中心に広まった。

▽カロムがつないだ二人の絆
2人のカロムとの出会いは小学4年生のとき。第一小学校放課後児童クラブで、指導員の有海貴代美さんがルールや遊び方を教えてくれた。有海さんの勧めで大会にも出場した。同校卒業後は、啓太さんの引っ越しにより、会う機会はめっきりと減った2人だったが、中学、高校とカロムを続けた啓太さんが本大会出場にあたり、優奈さんに声を掛けたという。小学校卒業後、カロムから離れていた優奈さんは、幼なじみの誘いに二つ返事で引き受けた。「カロム名人になりたいと宣言するほど熱中していたのに、ずっとプレーできていなかったことが心残りでした。久しぶりにカロムができる!とすぐに出場を決めました」と顔をほころばせる。

▽全国制覇を目指して
本大会には、全国8地区の予選を勝ち抜いた猛者が出場。決勝トーナメントに勝ち上がることが目標だった。ベスト16という結果に満足はしていないものの、啓太さんは「プレッシャーに強く、自分と同じようにカロムに熱中していた優奈さんを誘って正解でした」と笑顔を見せる。
「プレーしながら、味方はもちろん対戦相手とも交流でき、誰もが楽しめるゲーム」と魅力を語る優奈さん。啓太さんは「これまで手にしたことがない全国大会のメダルを獲得できるように練習に励みたい」と力強く語った。

▽PROFILE
・きたがわ ゆうな(早苗町・榛原高等学校1年生)
「負けた悔しさはありますが、久しぶりに試合ができたり、いろいろな技が見れたり、楽しく大会に臨めました」と振り返る。
・かわい けいた(第一小学校卒業・名古屋市立菊里高等学校1年生)
日本カロム協会シングルスランキング20位。滋賀県彦根市へ遠征するなど、全国のトッププレーヤーと切磋琢磨している。

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