◆第30回日本管楽合奏コンテスト出場
小笠高校吹奏楽部
戸澤 琴心(とざわ ことみ)さん
鈴木(すずき) せなさん
▽12/22 sun
小笠高校吹奏楽部第28回定期演奏会
会場:菊川文化会館アエル
料金:500円(全席自由)
販売窓口:菊川文化会館アエル
問合せ:小笠高校
【電話】0537-35-3181
▽憧れの大舞台へ初挑戦
市内在住の戸澤琴心さん(新野西)と鈴木せなさん(大山)が所属する小笠高校吹奏楽部「小笠バンド」が11月4日、東京都で開催された「第30回日本管楽合奏コンテスト」高等学校A部門に出場した。同部門は、16人から35人で編成されるバンドが対象で、音源審査を通過した全国35校が出場。同コンテストへの応募は、顧問の先生によって部員には秘密裏に進められた。8月に開催された「第79回東海吹奏楽コンクール」高等学校B部門へ2年連続で出場できたものの、結果は昨年に劣る銀賞。悔しさをにじませる部員の姿に、「もう一度チャンスを」という計らいだった。突然決定した全国規模のコンテスト。同部にとって初めての大舞台に、涙を流して喜んだ。
演奏曲に選んだのは、「グラヴィテーショナル・ウェーブ」。宇宙をテーマにした7分ほどのパワフルな曲だ。惜しくも入賞できなかったが、小笠バンドらしい演奏を会場に響かせた。せなさんは「他校のレベルが高く、もっと努力しないといけないと実感しました」と振り返る。
▽小笠バンドの演奏を聴いてほしい
2人が担当するパーカッションは、テンポをけん引するとともに、演奏する楽器の種類や音の強弱によって曲全体にメリハリをつける重要なパート。2人は「中学校の部活動見学で先輩の姿がかっこよくて、パーカッションを希望しました。覚える楽器が多くて大変だけど楽しいです」と笑顔を見せる。
同部の次の目標は、12月22日に開催する「第28回定期演奏会」を成功させること。3部構成で、コンクール曲からポップス、マーチングなど幅広い演目で来場者を楽しませる。琴心さんは「小笠バンドの魅力は、少人数ながら大人数バンドに負けない迫力があるところです。たくさんの人に聴いてほしい」と語る。
放課後の校舎に柔らかくも力強いメロディーを響かせる小笠バンド。彼女たちの自信あふれる吹奏楽を聴いてみてはいかがだろうか。
▽PROFILE
(左)とざわ ことみ(新野西・高校2年生)
「演奏曲には物語があるように思います。部員全員で楽器を使い、場面や雰囲気を作り上げるところが吹奏楽の魅力です」と話す。
(右)すずき せな(大山・高校1年生)
「楽曲の舞台となっている本を読み、曲の世界観をより深く感じることが楽しいです」と話す。
※詳しくは広報紙をご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>