おまえざきのきらり輝く人

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◆令和5年度東海中学校新人バレーボール選手権大会に出場
浜岡中学校女子バレーボール部

浜岡中学校女子バレーボール部が、1月の「令和5年度静岡県中学校新人バレーボール選手権大会」(以下、県大会)で見事優勝を飾った。3月23日から24日にかけて開催される「東海中学校新人バレーボール選手権大会」への出場権を2年連続で獲得した。

▽悔しさをバネに組織力を高める
同部は過去の大会でも優秀な成績を残しており、強豪校として名が知られている。しかし、3年生が引退し、新体制で臨んだ県大会予選では、準優勝したものの思うようなプレーが出来ず悔しさをにじませた。たった2人の2年生で1年生13人を引っ張らなければならず、チームの気持ちがまとまりきっていなかったからだ。それ以来、練習試合を重ねて他チームを研究したり、戦術や目標などを話し合ったりと課題の結束力を高めてきた。
そして、迎えた冒頭の県大会では一度敗れた浜松市引佐南部中に勝利し、優勝した。しかし、主将の植木朱音さん(佐倉三区)は「相手のミスに助けられた展開が多く、不完全燃焼です」と満足していない様子。「下級生の選手が多い分、気持ちを前面に出したプレーがまだまだ少ない。のびしろは十分あるので成長が楽しみです」と期待するのは同部顧問の松井雅浩教諭。引き続き部員同士のコミュニケーションを大切にし、組織力を高めている。

▽「浜中スタイル」でベスト4へ
同部はレシーブを中心とした速い攻撃展開を得意とする。安定したレシーブと的確な攻撃で確実に点を決める。ここ数年で確立してきた「浜中スタイル」だ。
朱音さんともう一人の2年生・徳本ほたるさん(門屋)は、「最低でもベスト4に入って帰ってきます。今回の東海大会は夏の大会に向けた通過点に過ぎません。現チームの課題を見つけてさらに成長します」と強い決意を語る。
現状に満足せず、頂点を目指す浜岡中学校女子バレーボール部。彼女たちの熱く真剣な眼差しは力強く輝きを放っていた。

▽PROFILE
部員は2年生2人、1年生13人。朱音さんは「主将として率先して声を出しています」と話す。
東海大会には4県から各4チームが出場。