◆「フラワーガーデンコンテスト浜名湖花博2024」で準グランプリを受賞 御前崎市花の会
▽地元・御前崎をモチーフに
浜松市で3月から6月に20年ぶりに開催された「浜名湖花博2024」。その会場でひと際目立つ、海沿いのまちの灯台や船を想像させる鮮やかな花壇は御前崎市花の会が出展した作品だ。水辺の風景を上手く使い、流木で船を表現したユーモアさなどが高く評価され、「心やすらぐ水辺の風景」というテーマで開かれたフラワーガーデンコンテストで準グランプリに輝いた。
「背景の川を活かした作品にしたかった。海の資源が豊富な御前崎をモチーフにしてみようとひらめきました」と話すのは、同会の松井裕子会長(薄原区)。市内で手に入れた花や多肉植物、流木、苔などを活用し、御前崎を表現する船や灯台を構成した。受賞の知らせを聞いたときは、達成感とともに同会設立以来50年間活動を続けてきた先人たちへの感謝の気持ちが浮かんできたという。
▽花でまちを明るくしたい
市役所や観光施設などの公共施設を彩る、きれいに整えられた花壇やプランター。これらは同会の会員が日々管理しているものである。先人たちが紡いできた「花でまちを明るく」という思いを引き継ぎ、御前崎をもっと明るいまちにしていくことをモットーに活動している。
「活動を大変だと思ったことはない。活動後にみんなで話しながらお茶を飲むことも楽しみのひとつです」と笑顔で話す同会の面々。明るく笑顔で、心の底から楽しみながら取り組む姿を見ていると、このまちが明るい未来へ向かっていく光景が目に浮かんだ。
▽PROFILE
市内在住の49人で構成される御前崎市花の会は、美しい花々を一人でも多くの人に楽しんでもらおうと活動中。
活動に興味のある人は商工観光課まで。
【電話】0537-85-1135
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