◆なっとく!原子力とエネルギーのQ and A
Q.運転を終えた原子力発電所はどうやって解体するの?
A.運転を終えた原子力発電所は、設備や建物を解体撤去するとともに、廃棄物の処分などを実施します。これを「廃止措置」といい、基本的に下図のように4つの段階に分け、安全を確保しながら慎重に作業が進められます。
浜岡原⼦⼒発電所では、1・2号機が2009年に運転を終了し、廃止措置が開始されました。2024年6⽉からは原子炉周辺設備の撤去工事が進められています。すべての工程が完了するのは2042年度の予定となっています。
(1)汚染状況調査、除染等
燃料の搬出や放射性物質の除去、施設の汚染状況調査、汚染のない設備の解体を実施します。
(2)原子炉周辺設備の解体
原子炉領域を除く設備の解体撤去を実施します。
(3)原子炉領域の解体
原子炉領域の解体撤去を実施します。
(4)建屋等の解体
解体するすべての設備、建屋などの解体撤去を実施します。
出典:中部電力株式会社ホームページ「浜岡1・2号の廃止措置について」
問合せ:エネルギー政策課
【電話】0537-85-1134
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