◆第46回東海中学校総合体育大会出場
浜岡中学校 女子バレーボール部
浜岡中学校女子バレーボール部は、県大会で準優勝し、8月9日から10日にかけて開かれた「第44回東海中学校総合体育大会」に出場した。主将の植木朱音さん(佐倉三区)は「新体制になってから日は浅かったけど、意識を高め合い、チーム力を上げることができた」と数カ月間を振り返る。
昨年の大会ではあと一勝のところで全国出場を逃してしまい、悲願の全国出場に向けて気合い十分で臨んだ。全国出場権をかけた試合では、県大会で勝利した西遠女子学園中学校(浜松市)と再戦。しかし、勝利をつかみ切れず、3位入賞、同部の夏が終わった。副主将の徳本ほたるさん(門屋)は、「相手チームを追う展開となり、自分たちらしいバレーボールができず悔しい」と話す。
3年生が引退し、新体制となった同部をけん引するのは渡邊智央(ちお)さん(上朝比奈)。智央さんは「声を出し合い、全員で盛り上げることができるチームを目指す。笑顔で楽しくプレーすることを忘れず練習に取り組みます」と先輩の思いを胸に抱負を語った。
◆第46回東海中学校総合体育大会出場 水泳
池田 祢央(ねお)さん(浜岡中3年)
「これまで切磋琢磨してきたライバルたちと「チーム静岡」として臨んだ初めての東海大会はすごく楽しかった。まだ余韻が抜けません」と笑顔を見せるのは、浜岡中学校3年生の池田祢央さん(早苗町)。県大会で5位になり出場した「第44回東海中学校総合体育大会」背泳ぎ100mで、7位の成績を残した。
0歳から「ビクトリースイミングスクール」(菊川市)に通っている祢央さん。小学4年生のときの県大会決勝進出をきっかけに背泳ぎを専攻。最近の練習では、体を追い込むために3時間半で10キロ泳いだというから驚きだ。祢央さんの強みは、背泳ぎにおけるスタートやターンの際の泳法「バサロキック」。鍛え抜かれたしなやかな筋肉を生かした泳ぎで一気にリードするのが快感の一つだという。
来年高校に進学する祢央さんの次の目標は国体やインターハイに出場すること。現在は手の力だけで泳ぐなど上半身を強化する練習に取り組む。初めての大舞台を終え、将来のために努力する祢央さんの表情は希望に満ちあふれている。
◆第46回東海中学校総合体育大会出場 体操
市川 輝(ひかり)さん(浜岡中1年)
SSUスポーツクラブ(磐田市)で体操に励む市川輝さん(大山)が県大会で7位入賞し、8月9日に開かれた「第44回東海中学校総合体育大会」に出場した。大会では、跳馬や鉄棒、床、あん馬の4種目の総合得点を競う。
3歳から体操教室に通っていた輝さん。小学1年生のときに商業施設で同クラブ開催の体験イベントで指導者の浦野裕貴さんに勧誘され、入会を決断。各競技に初めて触れ、鉄棒で1回転をするときには恐怖心の壁が立ちはだかった。しかし、持ち前の運動神経と度胸で乗り越え、技の習得に没頭した。輝さんは「技が決まると達成感でいっぱいになります」と顔をほころばせる。
中体連競技の4種目のほか、平行棒やつり輪にも取り組むが、一番自信がある種目はあん馬。東海大会でも一番高い点数を獲得した。「試合は楽しむことが一番大事。来年は全国大会に出場したいです」と語る輝さん。今後は、あん馬の次に得意とする床を強化していくという。軽やかに次々と技を繰り出していく輝さんの将来に期待したい。
◆第44回全国空手道選手権大会出場 空手
岩倉 空凛(くうり)さん(浜岡中1年)
浜岡中学校1年生の岩倉空凛さん(東町)が、8月17日から18日にかけて開かれた国際松濤館空手道連盟主催の「第44回全国空手道選手権大会」で組手の部で優勝、型の部で3位という成績を残した。
世界大会に出場するほどの実力をもつ父・弘晶さんの背中を追い、5歳のとき空手を始めた空凛さん。組手を得意とし、相手の攻撃に合わせて得点を狙うカウンターが自身の強みだと自負する。「相手の動きを分析し、状況に合わせた試合展開をすることが難しい」と語る。
本大会では前回大会の決勝戦で負けた選手が不在での優勝だった。「来年はライバルに勝って優勝したい」と改めてリベンジに燃え、週3回の稽古に自主練習を加えて体づくりに力を入れている。
父のように長く現役選手として活躍したい―。そう話す空凛さんの良い知らせをたくさん受け取りたい。
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