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御殿場の文化財

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静岡県御殿場市

名称:善龍寺の喚鐘(かんしょう)(工芸品)
所在地:中畑1011(善龍寺)市指定文化財第1号(昭和47年9月)
総高:66cm
直径:37cm
重量:約34kg

この喚鐘は、富士山須走口の登山者の世話をする神職である御師(おし)高村源太夫と高村助八が、檀家(だんか)から寄付を集めて江戸時代の寛延2(1749)年に富士山頂へ奉納したものです。
明治時代の初め、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)※により危うく廃棄されるところを中畑の有志によって守られ、善龍寺に移されました。
その後、太平洋戦争の時に軍に供出されましたが、難をのがれ、終戦とともに善龍寺に戻ってきました。
平成24年度に富士吉田市歴史民俗博物館が銘文と他資料などを照らし合わせた結果、須走口・吉田口(八合目で合流)を登り切った富士山頂の「吉田須走拝所」に吊るされていた鐘であると推測されています。
現在は、善龍寺の位牌堂に吊るされており、法要の際に使用されています。
※明治政府の神仏分離政策。仏教に関わる物の多くが壊された。
※喚鐘は法要の際などに使用するため公開はしていません。

●御殿場資料館
市ホームページ内にある文化財などを紹介するデジタルミュージアムです。詳しくはこちらをご覧ください

問合せ:社会教育課
【電話】82-4319

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