御殿場GIGAスクール通信 vol.06

7／20

市内小・中学校に1人1台端末(iPad)を整備し、令和3年度から授業などで本格的な活用がスタートしました。このコーナーでは、ICT教育に興味関心を持って頂くため、GIGAスクール構想の取り組みを紹介します。

■GIGAスクール構想の取り組みを紹介
◇「紙の教科書」と「デジタル教科書」の併用へ
今回は、デジタル教科書を紹介します。デジタル教科書とは、紙の教科書を電子化した教材のことです。児童・生徒は自分の端末に表示して利用します。
デジタル教科書の代表的な機能の1つが「書き込み」です。紙の教科書と違い、間違えてもすぐに消せるので、気軽に書き込みが出来ます。また、色や太さなども選べるので、自分の意見と友達の意見を色分けしたり、考えをまとめたりしやすくなります。現在市内では、小学5年生から中学3年生の端末で「外国語・英語」のデジタル教科書が使用できます。ある中学校の授業では、生徒が「マスク」(付箋)という機能を使い、教科書の英文を部分的に隠して覚える方法で、集中して学習していました。家庭学習で活用する生徒もいます。デジタル教科書には、その他にも動画や音声などの機能があり、児童・生徒の集中力や学習意欲を高めるツールとなっています。
文部科学省は、段階的にデジタル教科書の導入を計画しています。紙・デジタル双方の教科書を併用し、より効果的に学習できる時代になりつつあります。

■Pick up「デジタル教科書を使ってみての感想は?」
～児童・生徒、教員にインタビュー～
・すぐに自分の考えを書いたり消したり出来る。簡単で使いやすい。
・大事なところに色をつけられるし、過去の自分の考えも見ることができる。
・英語の発音が流れるので、発音練習が楽しい。アニメーション動画も分かりやすい。
・瞬時に問題文を大型提示装置に映せるため、授業時間をしっかり確保できるようになった。
・動画や音声機能も充実していて、児童・生徒への説明がしやすくなった。
・授業で注目させたい図や本文などを拡大できるため、児童・生徒の気付きや発言が増えた。

問合せ：教育総務課
【電話】78-6233