名称:富士カントリー倶楽部クラブハウス(国登録有形文化財)
所在地:深沢
昭和33年、建築家アントニン・レーモンド(現在のチェコ共和国出身)によって設計されました。ゴルフ場の中央東寄りに建ち、鉄筋コンクリート造及び木造2階建、鉄板葺、建築面積1、084平方メートルの建物です。高さを抑えた直線的な印象の外観や傾斜地という立地条件を生かしたデザイン、クラブハウス内の丸太柱や石張りの暖炉などは、彼の作風をとてもよく表わしています。
また、この建物は、レーモンドが手掛けた戦後の国内の「山小屋風」木造クラブハウスの中で初期の代表作といわれ、現在も稼働しているクラブハウスでは、日本で最も古いものであることも注目すべきところです。
食堂には優美な富士山の全容や市街を一枚の絵のように眺めることが出来る大きなガラス窓、「ピクチャー・ウィンドウ」が作られており、このガラス窓は、当時の日本では製造できず、初代理事長の山形章氏、宮本正司氏が当時の西ドイツから取り寄せ、寄付されたといいます。
クラブハウスの見学を希望する人は、事前に富士カントリークラブ【電話】82-1616まで連絡してください。
◆御殿場資料館
市ホームページ内にある文化財などを紹介するデジタルミュージアムです。詳しくはこちらをご覧ください。
問合せ:社会教育課
【電話】82-4319
<この記事についてアンケートにご協力ください。>