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自治体の皆さまへ

救急車の適正利用と応急手当で大切な人の命を守ろう

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静岡県掛川市

昨年、救急車が出動した4418件数のうち、救急車での搬送が不要と判断された件数は778件(約18%)。この数字を聞いて「救急車が病院へ搬送してくれないことがこんなにあるのか」と思った方が多いのではないでしょうか。今回は、救急車の適正利用と緊急時の対応についてお伝えします。

■救急車は必要な人に
令和4年の市内での救急出動件数は、過去最多となっており、件数は今後も増加することが見込まれています。このままでは、救急車がすぐに駆け付けられなくなるおそれがあります。
そこで、市では駆け付けた救急隊が傷病者を観察し、医師の助言などを踏まえて救急車で搬送すべきかの判断を行っています。救急車での搬送が必要ないと判断された方には、家族の方などによる搬送をお願いすることがあります。
これは、緊急搬送の必要がある方のもとへいち早く救急車が到着できるようにするための措置です。救急車が到着しても搬送しない場合があることにご理解いただき、適正な救急車の利用にご協力をお願いします。

■迷ったら119番
「救急車の適正利用」と聞くと、自分の通報が適正か迷い、救急要請をためらってしまうかもしれません。下の図の症状のような場合は緊急の状況なので、すぐに「119番通報」をしてください。判断に迷うときは、通報時に指令センターの職員に状況を伝えてください。
スマートフォンのアプリ「Q助」で症状の緊急度を判定することができます。いざというときに備えて使用できるようにしておきましょう。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。

■救命処置の有無が救命率に影響
心肺停止となってしまったなどの場合は、救急車が到着するまでの間の救命処置の有無が、救命率やその後の回復に大きく影響します。
大切な人が突然倒れた場合に備えて、心肺蘇生法やAEDの取り扱いができるように普通救命講習を受けてみませんか。
市消防本部では毎週木曜日(第5は除く)に講習を行っています。参加を希望する方は、二次元コードから電子申請もしくは中央消防署へご連絡ください。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。

■迷わず救急車を呼ぶべき症状
突然!
・意識がなくなった 様子がおかしい
・激しい頭痛
・しゃべりにくくなった
・体の片側に力が入らなくなった
・激しい胸痛 締め付けられる痛み
・呼吸が苦しくなった
・大量の出血を伴うけが

■困ったときの連絡先
◇市内診療所の案内
中央消防署(【電話】21-0119)
◇子どもの緊急状況時の相談
静岡こども救急電話相談(【電話】♯8000)

問合せ:中央消防署
【電話】21-0119

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