久保田市長の全力投球 第29回

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■令和5年を振り返って
本年を振り返る時期になりました。今年は、中東遠総合医療センター開院10周年、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」認定10周年、掛川商工会議所創立70周年という節目のすばらしい年でした。先日、和田岡の吉岡大塚古墳の竣工式も行いました。

◇オーガニックビレッジ宣言と子ども医療費完全無料化
政策面では、4月には農林水産省「みどりの食料システム戦略」に基づく「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。県内では藤枝市と掛川市のみが宣言を行っています。また、今年も全国茶品評会深蒸し煎茶の部で4年連続の日本一、通算25回目となる産地賞を受賞することができました。今後も有機農業に積極的にチャレンジしていきます。
子育て施策では、18歳までの子ども医療費が10月から完全無料化、また国からの処遇加算につながる保育士などのキャリアアップ研修を中東遠4市1町で広域連携して開始しました。ほかにも、4月に開園したきとうこども園など園舎整備が進み、待機児童ゼロを3年連続で達成しました。引き続き子育てしやすいまちづくりを進めていきます。また、物価高騰対策のため18歳以下のお子さん1人あたり5千円の「子育て支援パートナーシップ買物券」を無償配布しましたので、ぜひ年末年始にご活用ください。
今年も28回の地区集会に足を運び、地域のみなさんと直接対話をしました。多くの要望があった草刈りの負担軽減については、今年、自走式・遠隔操作型の草刈り機械を試験導入しました。実証実験はおおむね好評でしたので、来年度は各地区への貸し出しの仕組みを整えていきます。

◇来年は掛川城30周年と茶エンナーレ
その他では、「おむつリサイクル・ごみ減量推進会議」の立ち上げや「高校生チャレンジ公募事業」などに取り組みました。来年は掛川城開門30周年。春にプレイベント、秋にメインイベントを計画中です。地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」も開催されます。今後も「対話」と「チャレンジ」を大切にして市政を運営してまいります。みなさま、良いお年をお迎えください。