■東京ヤクルトスワローズから指名
掛川市出身で、常葉大菊川高校野球部に所属している鈴木叶選手がプロ野球ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから4位指名されました。
市内出身のプロ野球選手誕生は平成29年の鈴木博志選手以来、6年ぶりの快挙です。
■捕手としての野球人生
二塁送球1.8秒台の強肩と、高校通算21本塁打の強打を武器に捕手として活躍している鈴木選手。その実力は高校トップクラスと評価されています。
「自分(捕手)次第で勝敗が決まるという責任感があるが、その中に楽しさを感じる」と捕手の魅力を語る鈴木選手。捕手として野球人生を歩み始めたのは5年前、中学一年生の秋でした。当時、先輩のけがをきっかけに、監督から捕手へポジションの変更を告げられました。野球を始めた当初から内野手としてプレーしてきたため、最初は内野を守りたい気持ちが強かったといいます。しかし中学時代の鈴木監督と、現監督の石岡監督は捕手出身。両監督から捕手としての基礎と技術を学んでいくうちに楽しさを覚え、トップクラスの強肩強打の捕手へと成長しました。「自分の野球人生を変えてくれたので捕手をやっていて良かった」とこれまでを振り返りました。
プレーをするうえで大切にしていることは、常に誰に対しても感謝の気持ちを持つこと。「感謝の気持ちを忘れたら、技術面などいろんな面で成長しないと思う。感謝の気持ちを持つことが強さの秘けつだと思う」と語ります。
■戦い続けられる選手を目指して
残りの高校生活では1月に始まる合同自主トレーニングに向け、より良いパフォーマンスができるよう体を鍛え、基礎体力向上を図っていくとのこと。入団後は、1年間戦い続けられる選手になり、いずれは日本代表に入れるような選手になりたいと今後の夢を語りました。プロ野球選手になる夢を叶えた鈴木選手。今後の活躍にも期待が高まります。
掛川市のみなさんには、これまでたくさんの温かい声援をいただきました。
今度は神宮球場やテレビの前で、ひとまわりもふたまわりも大きくなり成長した姿を見せられるように頑張ります。
鈴木 叶(きょう) 常葉大学附属菊川高校3年
ポジション:捕手
2006年3月21日生まれ
西山口小、掛川東中学校卒業
経歴:小学校時代に西山口野球少年団で軟式野球を始め、原田総監督から野球の基礎を習う。中学時代は、浜松南リトルシニアに所属。常葉大菊川高に進学後は、2年生春からレギュラーとして活躍。3年春にセンバツ大会に出場。U-18日本代表候補に選出された。
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