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お茶の未来創造 Vol・7

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静岡県掛川市

■これからの暑い時期は「水出し緑茶」がおすすめ
「水出し緑茶」は、冷たい水や氷水で時間をかけてじっくりと淹れたお茶のことです。お湯で淹れた緑茶との違いに注目し、その魅力を見ていきましょう。

○うま味が引き立つ「水出し緑茶」
お茶には、いろいろな成分が含まれています。その中でも「お茶の味」を決めている成分はアミノ酸、カテキン、カフェインの3つと言われています。その味の特徴は、次のとおりです。
・うま味…アミノ酸(テアニン)
・苦渋味…カテキン
・苦味…カフェイン
「水出し緑茶」は、渋味や苦味がほとんどなく、より一層うま味を感じられるという特徴があります。冷たい水や氷水で淹れることで、緑茶に含まれる苦渋味の成分であるカテキン(EGCG)が浸出されにくくなります。また、苦味成分のカフェインの浸出もお湯で淹れたときの半分以下となり、カフェインの摂取が気になる方にもオススメです。一方、うま味の成分であるアミノ酸は低い温度でもしっかり浸出されるので、渋味や苦味が減った分、うま味が引き立ちます。おいしいだけでなく、ストレスを軽減させる効果や自然免疫機能をアップさせる効果がより期待されます。

○簡単に作れる「水出し緑茶」
作り方は簡単。ポットに茶葉と冷水を入れ、そのまま冷蔵庫で冷やすだけです。ポイントは、じっくり時間をかけることです。一時間以上置きましょう。茶葉の量は少し多め(水1リットルに対して茶葉10〜15g)のほうがおいしくいただけます。
頑張りたいときはカテキン、カフェインを多く含み頭が冴える「お湯で淹れた緑茶」、休息のときは日頃のストレスを解放して抵抗力をアップさせる「水出し緑茶」と飲み分けることもお茶を楽しむコツです。
これからのストレスフルな蒸し暑い時期は、簡単、おいしい、冷たい「水出し緑茶」がおすすめです。

問合せ:お茶振興課
【電話】21-1216

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