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自治体の皆さまへ

脱炭素社会と持続可能な循環型まちづくりの実現に向けて(1)

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静岡県掛川市

カーボンニュートラルの社会を目指して~掛川市地球温暖化対策実行計画を改定~
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出増加により、世界的に気温が上昇し、各地で異常気象や災害が起こっています。これらの影響を少しでも緩和するためには、地球の気温上昇を工業化以前に比べて1.5℃以下に抑える必要があるとされており、国は2050年までにカーボンニュートラル※を達成する目標を掲げています。
こうした動向を踏まえ、市では「地球温暖化対策実行計画」を改定。市民・企業のみなさんと連携して脱炭素社会の実現に向けた取り組みを行っていきます。

■CO2 市の温室効果ガスの排出量は124万t
掛川市の温室効果ガス排出量は、年間で124万t-CO2です。
部門別では、産業部門からの排出が52%を占め、次いで、運輸部門17.6%、家庭部門12.3%という割合になっています。

■CO2 長期目標は2050年度カーボンニュートラル達成
中期目標→2030年度:2013年度比46%削減
長期目標→2050年度:カーボンニュートラル

※カーボンニュートラル
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いた合計がゼロになること(実質排出量ゼロ)。

■CO2 2つの重点プロジェクトと6つの基本目標で取り組みを推進
重点プロジェクト
(1)脱炭素型ライフスタイル転換プロジェクト・市民への脱炭素型ライフスタイルの普及促進・ナッジやAIを活用した行動変容・事業者の地球温暖化対策の促進・ごみ減量の取り組み
(2)掛川版地域循環共生圏プロジェクト・地域新電力を中心とした環境にやさしいまちづくり・再生可能エネルギーの導入促進と地産地消の推進・事業者の創エネ、省エネ支援・脱炭素地域づくりとSDGsの推進

基本目標
(1)地球にやさしいエネルギーをつくる太陽光、風力、小水力、バイオマスなどの地球にやさしいエネルギーの導入を促進するとともに、地域新電力の活用などにより再生可能エネルギーの総合的な普及を図ります。
(2)エネルギーを賢く使う省エネのための行動や省エネ機器への転換を促進し、スマートハウスやスマート公会堂などを市全体に拡大していきます。また、輸送などによるエネルギー消費を減らすため、地産地消を推進します。
(3)脱炭素のまちをつくる次世代自動車など環境に配慮した自動車の導入を進めるとともに、公共交通機関の利用促進を図ります。また、協働による森づくり、地元材の利用、緑化の推進などにより、二酸化炭素の吸収源を増やします。
(4)資源を循環させるごみの減量やリサイクルを推進することにより、ごみ処理から発生する温室効果ガスの低減を図ります。また、「おむつリサイクル・ごみ減量推進会議」を設置し、資源循環の仕組みを研究します。
(5)みんなで知る・学ぶ・協力する地球温暖化に関する環境教育や環境学習を推進します。さらに、市民や事業者が行う活動への支援、市域の温室効果ガス排出量などの情報を周知していきます。
(6)気候変動に適応する農林業、自然生態系、自然災害、人の健康や生活などの分野において、気候変動による影響を把握するとともに、実施可能なものから適応策を講じていきます。

■CO2 私たちも身近なところから脱炭素を実践
カーボンニュートラルの達成のため、私たちにも取り組めることがたくさんあります。
次の身近な例を参考に、みなさんも脱炭素の取り組みを実践してみてください。
・太陽光発電など再生可能エネルギーを導入する
・家電製品の買い替え時には省エネ機器を選ぶ
・食品ロスを減らすため、食べ物は残さず食べる
・事業所は省エネ診断などを活用し、事業活動の省エネ化を図る
・プラスチックの利用を減らす
・敷地内の緑化を推進するなど

問合わせ:環境政策課
【電話】21-1218

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