文字サイズ
自治体の皆さまへ

核のない平和を考える

1/33

静岡県掛川市

市民の平和の願い、被爆地へ届ける(広島市平和記念式典中学生派)
市内中学生が広島市平和記念式典に参加

終戦から78年。戦争体験者が高齢化とともに減少していく中、平和の尊さや悲惨な戦争の記憶を次世代に語り継いでいくことを目的に、平成28年から広島市平和記念式典に中学生が参加しています(令和2〜4年度は新型コロナ感染拡大防止のため中止)。

■被爆地で当時の惨状学ぶ
8月5日、広島市平和記念式典の前日。市からの派遣団が広島に降り立ちました。派遣団は石川副市長と、西中・原野谷中・城東中学校からそれぞれ代表2人の計7人です。
炎天下の中、一行は原爆ドームへ。そこで当時の惨状の面影を残す建物を目の当たりにし、これまで「歴史として学んだこと」が実際に起きたという事実を再認識しました。
平和記念公園内では、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰める「原爆の子の像」に、市民や中学生から託された4つの千羽鶴を捧げました。その後に訪れた平和記念資料館では、被爆者の遺品、被爆の惨状を示す写真や絵などを見て、あの日起こった悲劇を深く心に刻みました。

■コロナ禍前と同規模の参列者
式典当日、過去最多となる111か国の代表が参列し、新型コロナ感染拡大前と同じ規模の約5万人の参列者が会場へ詰めかけました。この1年に亡くなった方や、死亡が確認された方の名前が書き加えられた33万9227人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められ、原爆が投下された午前8時15分には参列者全員が黙とうを捧げました。「みなさんにとって平和とは何ですか」と問いかけるこども代表の「平和の誓い」は参列者の心を打ち、核兵器廃絶を訴える広島市長の平和宣言と広島県知事のあいさつは、参列者に強い印象を残しました。

■核兵器廃絶への関心の高まり
ロシアがウクライナ侵攻において核兵器使用をちらつかせたことで、世界的に核兵器廃絶に関する関心が高まっています。5月に行われたG7広島サミットでは、各国首脳が資料館を訪問。核軍縮に焦点を当てた「広島ビジョン」をまとめるなど、核兵器のない世界の実現が目標であることが再確認されました。
参加した生徒たちは、現地で多くのことを学びました。「核や戦争の恐ろしさを知り、平和を感じることが平和への第一歩」「広島での学びを身近な人に伝え広めたい」など、参加した生徒の感想文は市ホームページでご覧いただけます。

問合せ:企画政策課
【電話】21-1127

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU