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かけがわこの人 The person of Kakegawa 121

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静岡県掛川市

遠州横須賀凧 巴會 石川隼大(はやた)さん (西大渕)
凧作りに加えてお祭りで使用する「花竹」作りも修行している。
軟式野球チーム「横須賀 擬宝珠」の代表や社会人野球審判員を務め、昨年東京ドームで行われた「都市対抗野球」に大会史上最年少審判員として出場。準々決勝を含む、3試合で活躍しました。

伝統を受け継ぎ凧(たこ)作り
鮮やかな色彩と奇想天外でユニークな形が特徴の遠州横須賀凧。遠州の空っ風を受け、空高く舞い上がる様子は、心を晴れやかにしてくれます。そんな横須賀凧を愛し、仕事と両立して制作するのが『遠州横須賀凧 巴會』の石川隼大さんです。
石川さんが凧作りを始めたのは3年前、20歳のときでした。県外へ就職していた石川さんは、次世代の担い手が少ない凧作りの伝統を受け継ごうと決意。「小さいころ、祖父と凧揚げや凧作りをして遊んだ楽しい思い出が背中を押した」と話します。地元に戻り、凧作り歴40年の祖父のもと修行を始めました。
凧作りで難しいことは組み上げる骨組みの形と描く柄の種類が多く、それぞれ違ったテクニックが必要なこと。「これまで、本当に納得がいく仕上がりの凧はできたことがない。大切な伝統を受け継げるように何度も制作を繰り返し、クオリティの高い凧作りを目指している」と日々の修行に励んでいます。
修行の他にも凧揚げ祭りや、凧作り教室の開催など幅広い活動に取り組みます。「一人でも多くの方に横須賀凧の魅力を知ってもらいたい。空に上がった凧をみて、作ってみたいと思ってくれる方がいたらうれしい」と話す石川さんの挑戦は続きます。
2月4日(日)にはイオンタウン大須賀東側で凧揚げ祭りが開催されます。ふわりと空に上がる横須賀凧をお楽しみください。

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