和田岡古墳群は、市の北西部を流れる原野谷川が形成した河岸段丘上に位置しています。古墳時代中期(約1,600年~1,500年前)に築かれた4基の前方後円墳と1基の円墳に埋葬された人々は、この地域を治めた首長の墓とされています。貴重な古墳として、平成8年3月に国の史跡に指定されました。
吉岡大塚古墳は、全長54.6メートル、後円部直径41.3メートル、高さ7メートル。後円部の大きさに比べ、前方部が短い帆立貝に似た形状が特徴です。現地では、古墳築造時から現在に至る時間の経過を墳丘の北側と南側で比較して見学できます。墳頭部からは、眼下に茶畑が広がる、雄大な眺望をご覧いただけます。
■経過
昭和54年…吉岡大塚古墳測量調査
平成8年3月…和田岡古墳群が国史跡に指定
平成19~26年…吉岡大塚古墳の発掘調査
平成29年7月…整備工事開始
令和5年11月…整備工事完成
■講演会
演題:「和田岡古墳群が築かれたころ」
とき:3月2日(土)午後1時30分~
ところ:和田岡地域生涯学習センター
講師:滝沢 誠さん(筑波大学教授)
古墳時代の研究の第一人者で、平成16年から和田岡古墳群の整備に携わる滝沢先生による講演。和田岡古墳群の特徴について、これまでの研究成果をふまえ、その魅力を分かりやすく説明します。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
問合せ:文化・スポーツ振興課
【電話】21-1158
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