■各種会計決算の状況
◇特別会計
特別会計は、特定の収入によって特定の事業を行い、その収支を明確にするために一般会計から独立させたものです。掛川市には11の特別会計があります。令和4年度と比較して歳入が1億3,495万円(0.5%)の増、歳出が1億8,342万円(0.8%)の増となりました。
◇企業会計
地方自治体が経営する地方公営企業は、一般会計から独立して運営しています。掛川市には5つの企業会計があります。
※収益的収支:利用料金などの収入と、受水費や汚水処理費、職員の給与などの支出の収支
資本的収支:企業債などの収入と、建設工事費や企業債の償還金などの支出の収支
■財政の健全性を示す5つの指標
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づいて、4つの健全化判断比率と公営企業の資金不足比率を算出しました。いずれの数値も基準を下回っていることから、掛川市の財政は健全であると言えます
が、今後、新廃棄物処理施設整備など大規模事業が控えていますので、引き続き財政の健全化に努めてまいります。
■企業経営の視点で見た市の決算状況
市の一般会計などの決算状況を、民間企業などが採用している発生主義の考え方で整理し、「どのくらい資産があるのか」、「行政サービスにはどれくらいコストがかかっているのか」など、より多くの視点からお知らせします。
◇貸借対照表
市が保有する「資産」を、将来返済しなければならない「負債」と、返済を必要としない「純資産」で表します。
◇行政コスト計算書
「費用」と「収益」の差額から、行政サービスのコストを表したものです。
※「費用」:人件費、公園などの管理費、福祉などの行政活動に要したお金
◇純資産変動計算書
純資産に影響を与える変動要因を表したものです。残高の減少は、将来世代へ負担を先送りしたことになるため、コスト削減や財源確保の重要性が分かります。
◇資金収支計算書 ※歳計外現金除く
性質の異なる行政活動に分けて現金の収支を表したものです。行政活動が借金に頼らず、税収などの自己財源で賄われているかどうかが分かります。
問合せ:財政課
【電話】21-1197
<この記事についてアンケートにご協力ください。>