市は、能登半島地震による被災地へ人的支援や物的支援を行っています。今後も継続した支援を行います。
■人的支援
緊急消防援助隊…7隊41人
災害医療チーム…7隊23人
応援給水給水車…1台4人
避難所運営…4人
罹災証明交付…1人
■物的支援
・避難先住居
市営住宅3戸入居可
・義援金の送金(2月6日)
石川県災害義援金100万円
富山県災害義援金100万円
令和6年2月16日時点
■穴水町での窓口支援
広報・シティプロモーション課 近藤和也
罹災(りさい)証明第一陣派遣として穴水町での活動にあたりました。被災者の生活再建に必要な「罹災証明書」の申請受理・発行が活動内容です。
◇現地の過酷な状況
倒壊した家屋、陥没した道路、消灯した信号機。そこにあった「暮らし」が奪われてしまったことは一目瞭然で、被害の甚大さを実感しました。また、断水や寒冷地の気候による影響で、苦しい生活環境も痛感しました。
◇ゼロからの罹災証明発行
混乱の中、運用方法の打ち合わせや、窓口の設営を穴水町役場の職員、静岡、奈良、栃木の派遣職員と行い発行を開始しました。
◇印象に残ったこと
町民同士「頑張ろうね」と励まし合う姿が印象的で、被災しながらも一生懸命復興活動をする姿に心を打たれました。人の心の温かさや、生きる力強さに触れた8日間でした。1日も早い復興を祈ります。この経験を市の防災にいかしたいです。
■穴水町職員より
元日の家族で過ごす穏やかな日に、「令和6年能登半島地震」が発生しました。これまでに体験したことのない、大きな揺れに襲われ、その後すぐに津波警報が発令されました。地震と津波に恐怖する家族とともに高台に避難しました。大切な家族を亡くされた方、避難生活を余儀なくされている方、大切な財産を失った方がいます。日常が突然奪われ、能登はとてもつらい状態となっています。
◇罹災証明書の発行
生活復興のため、早く住民のみなさまに罹災証明書を発行したいところでしたが、発災直後は停電などで思うように業務を進めることができませんでした。そのような中、掛川市をはじめ全国から人的支援を行っていただき、罹災証明の発行に必要な「被害認定調査」の実施や、証明書の即時発行ができています。
◇掛川市の支援について
掛川市からは、適材適所に支援していただいており、被災した町民への行政サービスにつながっています。復興へ向けた第一歩を踏み出すことができました。穴水町のひとりとして心より感謝しております。
穴水町役場 税務課 係長 小泉 純さん
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