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公共施設のホンネ QandA

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静岡県掛川市

みなさんの身近にある、学校やスポーツ施設などの公共施設。その多くは昭和50年代に建てられ、近い将来一斉に建て替え時期を迎えますが、さまざまな課題を抱えています。公共施設の今とこれからについてご紹介します。この機会に、公共施設の未来について一緒に考えてみませんか?

Q1 どんな課題があるの?
・施設の老朽化
市内194施設のうち、築30年以上の施設は約6割で、今後一斉に建て替え時期を迎えます。
・ニーズの多様化
人口減少や社会情勢の変化により、施設のニーズが大きく変化しています。
・厳しい財政状況
すべての施設を建て替え、改修すると年間約73.9億円かかる一方、建て替えや改修に使える費用は年間約40億円です。今ある施設を同規模では維持更新できず、年間約33.9億円の不足分にどう対処するかが喫緊の課題です。

Q2 お金の不足はどうするの?
(1)施設の総量を減らす
施設の延床面積を25%削減することで、維持管理費や運営費を抑えます。
(2)施設の長寿命化
計画的に改修を行い、安全を確保しつつ施設にかかる総費用を減らします。
(3)運営管理の改善
民間事業者や地域、市民、利用者と連携し、効果的な施設の運営管理を目指します。

Q3 これからの取り組みは?
令和元年に策定した「公共施設の再配置(案)」の更新素案を作成し、公開しました。今後は、公共施設の再配置について市民向け説明会などを開催します。みなさんからいただいたご意見をもとに、市議会や行財政改革審議会と議論を重ね、令和6年度末に「掛川市公共施設再配置計画」を策定予定です。また、余剰となった施設の処分や貸付などにより、財源確保を進めていきます。

■施設を減らすことで不便にならないの?
施設の統廃合や複合化などをきっかけに、施設の総量は減りますが、単に施設が減るのではなく、新たな市民ニーズに対応するサービスの構築、提供など、サービスの質の向上を目指します。施設の「量」から「質」への「縮充(しゅくじゅう)」により、次世代に負担を残さない最適な方法で、公共サービスを提供し続けることを目指します。

事例1
施設の統合により機能を向上
・大東・大須賀体育館を「し~すぽ」として統合
・幼稚園・保育園の再編による認定こども園整備 など

事例2
施設の複合化により利便性・魅力を向上
・大東支所の複合化(市民交流センター・ふくしあ・教育センター機能の複合化)
・22世紀の丘公園の機能転換(温水プール・温浴施設を廃止し屋内遊び場などを整備)

事例3
民間ノウハウによりサービス機能を向上
・健康ふれあい館の民間譲渡(現:リバティーリゾート大東温泉)

■みなさんの意見を聞かせてください
地区別の説明会を開催します
公共施設再配置(更新素案)などの説明や情報共有を行います。
また、説明に対する質疑応答や意見交換をとおして、市民ニーズを把握していきます。どなたでも参加できますので、この機会にぜひ会場へお越しください。

詳細は市ホームページをご覧ください

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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