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かけがわこの人 The person of Kakegawa 125

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静岡県掛川市

認定NPO法人 時ノ寿の森クラブ
事務局長 大石 淳平さん(倉真)
大須賀で生まれ育ち、高校卒業後に県外へ出て、7年後に掛川へUターン。現在の仕事をきっかけに倉真へ移住。森での名前は「ペーター」。森を愛してくれている子どもたちが大人になっても、いつでも帰って来られる森を残すことを目指す。

■豊かな森を守り、未来へつなぐ
森林保全や森の大切さを次世代に伝える活動を推進する認定NPO法人時ノ寿の森クラブ。2015年からは「子育てと森」をテーマにしたさまざまな事業を実施。0歳から2歳児を対象にした「森でいっしょ」は市民チャレンジ公募事業に採択されました。このプログラムを手掛けるのが、同NPO事務局長の大石淳平さんです。「森の中で仲間と体験する五感を使った経験は、心と体の健全な育ちや、生きる力の育みにつながると思う」と大石さんは話します。
大石さんが時ノ寿の森クラブの活動に参加したきっかけは、幼少期に経験した自然とのふれあいでした。緑の少年団での活動や同級生との虫とりなど、自然の中で遊ぶということが当たり前だった大石さん。最初の就職先は自動車部品のメーカーでしたが、自然にかかわる仕事をしたいと考えました。学び直しを決意して専門学校へ入学・卒業し、時ノ寿の森クラブへ所属。
「時ノ寿に入った頃は、自然と直接対面する現場での仕事をイメージしていましたが、小さな組織かつNPO活動であるため担当する業務は多岐に渡りました。苦手意識のあったデスクワークにも挑戦した」と当時の苦労を語る大石さん。さまざまな業務に携わる中で、全ての仕事が「森林」という切り口で豊かな自然環境を社会全体で守っていくことに通じていると実感。「多くの経験が現在の活動につながっている。この活動を次世代につなぐ一人としての覚悟も生まれた」と振り返ります。豊かな森林を未来へつなぐ大石さん。時ノ寿の森クラブの活動は続きます。

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