9月7日、文化会館で森町書道フェスタ2024が開催され、日本を代表する書家の杭迫柏樹先生による書道教室と書道パフォーマンスが行われました。
書道教室には、町内の小中学校から選ばれた書道が好きな児童生徒17人が参加しました。課題は、小学生が「尊い生命」、中学生が「国際親善」。杭迫先生のお手本を参考に筆を走らせました。杭迫先生は参加者に「上手に書くことよりも、大きく生き生きと書くことを心掛けてください」と呼びかけました。
大ホールで行われた書道パフォーマンスでは、杭迫先生が席上揮毫(きごう)を披露。座右の銘の「無窮(むきゅう)」を一気に書き上げ、この言葉に込めた思いを説明しました。また、遠江総合高校書道部と森町在住の生徒が所属する袋井高校書道部による書道パフォーマンスも披露され、来場者は、高校生の若さあふれるパフォーマンスを楽しみました。遠江総合高校書道部は、力いっぱい輝きたいという願いを込めて「燦(さん)」の文字を勢いよく書きました。袋井高校書道部は、「永劫(えいごう)回帰」をテーマに、一日一日を大切に生きたいという思いを書やダンスで表現しました。
■紺綬褒章(こんじゅほうしょう)伝達式
書道パフォーマンスに先立ち、杭迫先生へ紺綬褒章受章の伝達を行いました。紺綬褒章は、国の栄典制度の一つで、国や地方公共団体等に多額の寄附をされた方が授与の対象となります。町では、これまで、杭迫先生から数多くの書道作品や美術品の寄贈を受けていることから、国に受章の推薦をしました。太田町長から伝達を受けた杭迫先生は「私の心はいつも森町とともにある。受章できたのも森町のおかげ。ありがとうございます」と挨拶しました。
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