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原木の里 わが町の特産 次郎柿

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静岡県森町

■111回目の献上柿
11月7日、皇室献上次郎柿の採果と箱詰め作業が行われました。太田知宏(のりひろ)さん(南町)の柿園から採果した柿と、JA遠州中央森町柿部会員の柿園から集荷された合計650個の柿から、厳選した160個を丁寧に箱に梱包し、宅配便で宮内庁に発送しました。
太田さんは今年の次郎柿について「日照りやカメムシの被害に悩まされたものの、生育は順調で、甘みが乗った柿ができた」と話しました。

■原木への感謝と次郎柿ワインの完成を祈願
11月7日、次郎柿の原木前で「治郎柿原木収穫感謝祭及び次郎柿ワイン完成祈願祭」(森町治郎柿原木保存会・森町次郎柿ワイン推進協議会主催)が開催されました。
関係者たちは、原木の実を採果して神前に供え、今年の収穫に感謝しました。つづいて、製造販売25周年を迎える次郎柿ワインの完成を祈願。今年は、約2,000本のワインを製造し、12月19日から町内の酒販売店等で販売開始される予定です。

■学校給食で次郎柿を味わって
11月12日、町内の幼稚園や小中学校の学校給食で、JA遠州中央森町柿部会(小澤芳巳会長)から贈呈された次郎柿が提供されました。

■第1回献上の木 今年も結実
明治41年、明治天皇が静岡御用邸にお泊りのおり、向天方の鈴木藤太郎さんが次郎柿を周智郡長を通じて静岡県知事に差し上げて、知事は県下の名産として次郎柿をお菓子代わりにお出ししました。陛下は、次郎柿をことのほかお気に召され、再度御所望になられたので、知事は郡長に命じ、鈴木藤太郎さんらの柿園から、特に味の良さそうな次郎柿500個をお帰りの際に取りそろえ、これが献上の初めとなりました。
この時の柿を採果した木は現在も残っていて、今年も20~30個ほど収穫されました。藤太郎さんの孫の鈴木勝巳さん(向天方上)は「皇室献上第一号は誇り。これからも由緒ある柿の木を守っていきたい」と話しました。

※「治郎柿」と「次郎柿」の呼称については、各関係機関の指定に基づいています。

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