8月17日、文化会館大ホールで森町戦没者追悼式・平和祈念式が行われ、森町遺族会(松尾博会長)をはじめ、関係者約130人が参列しました。戦後80年が間近に迫った今年度から、先の大戦で戦禍の犠牲になられた戦没者に追悼の意を表するとともに、恒久平和への思いを次の世代へつなげていくため、追悼式と併せて平和祈念式を執り行いました。
■戦没者追悼式
戦没者追悼式では、参列者全員で黙とうを捧げた後、代表者が壇上の慰霊柱に献花をしました。
■平和祈念式
□児童生徒の平和への思い~「平和学習」被爆体験伝承者による講話を聞いて~
6月24日と25日に、宮園小学校・飯田小学校・旭が丘中学校で、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館から被爆体験伝承者を招き、「平和学習」を行いました。(関連記事:令和6年8月号10ページ)この学習で、被爆体験伝承者から講話を聞いた児童生徒の様子や、平和への思いを映像で披露しました。
□遺族からのことば「太平洋戦争の記憶」
松尾要さん(宮代東・93歳)が、「太平洋戦争の記憶」と題して、いとこであり、森町遺族会会長の松尾博さん(城北)と共に、太平洋戦争中の体験談を話しました。松尾要さんは、終戦の3か月前(昭和20年6月10日)、旧制見付中学3年のとき、学徒動員で現在の磐田市のたばこ工場に行くため、列車に乗りました。東海道線袋井駅から磐田駅へ向かう途中、アメリカ軍のグラマン戦闘機の機銃掃射を受け、友人と共に近くの茶畑の中に逃げ込んだ体験談や、兄が戦死したフィリピンへの慰霊巡拝での出来事等を語りました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>