■森町国民健康保険の運営状況について
国民健康保険(国保)は、病気やだけがをしたときに、安心して医療を受けられるように支え合う医療制度です。国保加入者の方が負担する国保税を財源として運営を行っていますが、被保険者数の減少に伴い、歳入が減少しています。一方で、医療の高度化や高齢化等により、一人当たりの医療費は増加傾向にあります。
こうした状況から、森町国保では、これまでに積立をしていた国保事業基金を取崩して事業運営を行ってきました。
しかしながら、令和4年度当初には約1億9,500万円保有していた基金残高が、令和6年度当初には半分余りの約1億600万円にまで減少していることから、現行の税率のままでは、安定的な事業運営を行うことが困難な状況となっています。
■賦課方法の変更(税率改定)に向けた検討状況について
町では、国民健康保険法及び条例等に基づき、公益・保険医・被保険者を代表する委員で構成される国保運営協議会において、令和5年度から財政状況やこれまでの税率改定の状況等の説明を行い、今年度、「森町国民健康保険税の賦課方法の変更について(税率改定について)」諮問しました。
協議会では、3回にわたる審議が行われ、令和7年度の国保税率を改定することが適切であるとの答申が12月4日に出されました。
税率改定については、森町議会3月定例会に上程の上、審議・議決を経て決定することとなります。
問合せ:
・国民健康保険制度に関すること
役場住民生活課国保年金係【電話】85-6313
・国民健康保険税に関すること
役場税務課町民税係【電話】85-6308
<この記事についてアンケートにご協力ください。>