1月12日、文化会館で「はたちの集い」が開催されました。今年度20歳を迎える方を対象に、実行委員会が式典の運営やアトラクションの催しを企画し、自分たちの「はたちの集い」を盛上げました。
今年、20歳を迎えたのは、平成16年4月2日から平成17年4月1日までに生まれた181人。この日は、139人が出席し、夢と希望を胸に新たな門出を互いに祝福しました。
■未来への扉開く
式典では、太田町長が「20歳の自覚と確固たる信念を持った立派な大人になってほしい」と20歳の門出を祝福し、「森町民として、森町出身者として誇りに思ってもらえるようなまちづくりをしていく。これからの社会を担う皆さんに、森町ファン拡大に向けて協力してほしい」と呼びかけました。
出席者を代表して鈴木優(ゆう)さん(円田)が謝辞を述べました。また、20歳の主張では、杉上琉偉(るい)さん(明治町)が「地域の発展に寄与する活動をし、少しでも役に立つ存在になれるよう、残りの学校生活で多くの知識を身に付けたい。周りの方々への感謝を忘れず、日々精進します」、中根璃胡(りこ)さん(大上)は、「大学で作業療法を学ぶ中で、命の尊さや患者支援の意義を実感した。更に多くの知識と技術を習得し、心に寄り添える作業療法士になりたい。また、家族の支えに感謝し、充実した学校生活を送っていきたい」と述べました。
会場受付では、中学生のボランティアが文化会館に設置されているストリートピアノで各中学校の校歌を演奏しました。懐かしい校歌の演奏に合わせて、参加者が唄う姿も見られました。このピアノは、令和2年3月に閉校した泉陽中学校の体育館で使用されていたものです。
■謝辞
私は今、東京の大学で夢を実現するために学んでいます。全国から来たたくさんの友達、仲間ができました。東京は便利でとても魅力的な街です。しかし、私の心にはいつも森町があります。祭りばやしを聞くと、胸が高鳴ります。小学生のときは、小國神社の十二段舞楽の奉納や、お盆の時期には、子供念仏を唱える「かさんぼこ」など地域の伝統行事に参加しました。これまで多くの人に支えられ、成長できたということをあらためて感じます。今、私のふるさとは森町だと胸を張って言えます。
私の将来の夢は、社会科の教師になることです。そして「遠州の小京都」である森町の素晴らしい文化や歴史を次世代に伝えていきたいと思います。
私たちは20歳を迎え、既に職業に従事している者や、学業に励んでいる者などさまざまではありますが、一人一人が自分の行動に自覚と責任を持ち、社会の一員として貢献できるよう今後とも精進してまいります。
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