令和4年度決算が第3回河津町議会定例会で認定されました。町の収入は皆さんの納めた税金と国、県からの補助金や交付金などでまかなわれています。町の財政状況を理解していただくため、決算状況をお知らせします。
■一般会計
歳入 50億4,927万7千円
■一般会計
歳出 47億7,491万1千円
■用語の解説
総務費:町政全般の管理経費などに使われたお金
民生費:社会福祉や医療助成などに使われたお金
衛生費:各種検診や予防接種、ごみ処理などに使われたお金
教育費:幼稚園や小・中学校などの教育・文化・スポーツ振興などに使われたお金
消防費:消防や救急業務などに使われたお金
商工費:商工業の振興や観光事業などに使われたお金
公債費:借入金(町債)の返済に使われたお金
土木費:道路や公園などの整備・維持管理などに使われたお金
農林水産業費:農林水産業の振興に使われたお金
議会費:議会運営などに使われたお金
■決算の特徴
◇歳入は0・2%減
一般会計歳入の総額は、50億4927万7千円で前年度に比べ945万8千円減(前年度比0・2%減)となりました。主な増減要因は、増額が過疎対策事業債等の町債6373万7千円増(前年度比17・7%増)や固定資産税等の町税2971万1千円増(前年度比3・0%増)、減額が普通交付税等の地方交付税8949万9千円減(前年度比4・9%減)や国庫支出金3680万9千円減(前年度比5・7%減)などによるものです。また、歳入総額に占める自主財源(町が独自に収入できる財源。この財源が多いほど町の自主性が大きくなります)の割合は、34・8%(前年度32・8%)で前年度より2・0%増加しました。
◇歳出は0・4%増
一般会計歳出の総額は、47億7491万1千円で前年度に比べ2071万5千円増(前年度比0・4%増)となりました。これは、子育て支援施設建設事業や防災公園整備事業測量設計業務委託の事業実施による増額などが主な要因です。また、健全化判断比率(町の財政の健全性を判断する指標)によると河津町の財政は昨年に続き「健全段階」であると言えます。
■企業会計決算
水道・温泉事業は、公共性をもって経営しており、収入と支出からなる独立採算制で運営しています。
(水道事業)
令和4年度末の給水戸数は、2,861戸。営業収益は1億7,850万円で、前年度比30.3%増となりました。
(温泉事業)
令和4年度末の給湯許可件数は、479件。営業収益は1億183万9千円で、前年度比4.1%増となりました。
■特別会計決算
保険料などを扱う特定の事業を行う会計で、令和4年度は、駅前広場整備事業など5つの会計がありました。
■健全化判断比率・資金不足比率 健全な財政運営に努めています
地方自治体の健全性を判断する指標として「健全化判断比率」が監査委員の審査の後、その意見を付して第3回河津町議会定例会に報告されました。
この比率には、(1)実質赤字比率、(2)連結実質赤字比率、(3)実質公債費比率、(4)将来負担比率と、公営企業における(5)資金不足比率の5つの指標があり、令和4年度決算から算定した結果は、次のとおりで河津町は「健全段階」にあると言えます。
◇財政健全化判断比率
◇資金不足比率
■決算審査における監査委員の総括意見(一部抜粋)
地方自治法および地方公営企業法の規定により、令和5年6月28日から8月8日まで、一般会計および特別計、企業会計の決算審査が行われました。
総括意見は次のとおりです。
・一般会計および特別会計
各会計の予算額および収入、支出済額、歳入、歳出簿および関係証拠帳票類を照査の結果、計数的には誤りく、会計、経理は的確に処理されていると認められた。
・水道・温泉事業会計
決算報告書および関係帳簿、証拠帳票類を照査のうえ審査を実施した結果、計数的には誤りはなく処理されていた。
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