(有)レップジャパン
白輪 剛史(しらわ つよし)さん
静岡市 54歳
有限会社レップジャパン代表取締役のほかに、アニマルキーパーズカレッジ校長、iZoo、KawaZoo園長、日本爬虫類両生類協会理事長などを務める。令和5年度、河津町観光誘致の一助を担い、地域発展の振興に寄与し、地域の魅力発信への貢献が認められ町から感謝状を授与。
■どこにもない動物園を
数々の肩書きを持ちつつ国内でも有数の動物商である白輪剛史さん。モットーは「反省するが後悔しない」だそうで、実行力とポジティブ思考の塊のような人です。世間では2021年、横浜市で3m超えのアミメニシキヘビ脱走騒動で、ヘビの居場所を見事的中させ捕獲し、一躍時の人となりました。
そんな白輪さんですが、幼少期から爬虫類が好きで、現在この河津町に爬虫類特化のiZoo、カエル特化のKawaZooという2つの体感型動物園を開いています。特にiZooの事業に近年力を入れており、今や年間十数万人の観光客を呼び込んでいる人気の動物園です。
そもそも爬虫類は見た目等で気持ち悪がれたり、他の動物園だと脇役になっていたりと、一般的に今まで日の目を浴びてこなかった動物達です。そこにあえて着目し、爬虫類の真の魅力を売りにし、他にはない動物園を作ろうと思いiZooを始めたそうです。自分が好きな爬虫類への偏見を変えていくことを信念に今まで活動してきたと語る白輪さん。その活動が徐々に世間に受け入れられ、好きなものを好きと言える時代の変化とも相まって今や多くの人から支持を得ています。今年の5月には河津町と包括連携協定を結ばれ、更なる活躍が期待されます。
取材:相羽勇仁さん(民間広報協力員)
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